今、日野郡のいたるところで、稲刈りが行われています。
最近お米のおいしさに目覚めたのですが、その中でも日野郡のお米は最高だと思うのです。本当においしいっ!自然の芸術ですね。
さて、今回はオオサンショウウオの観察会を紹介します!
9月8日(土)、日南町の「多里オオサンショウウオを守る会」主催で日野川清掃と観察会が行われ、参加させていただきました。
オオサンショウウオの住む川。今、オオサンショウウオが産卵できる
場所が減少しているそうです。
最近、オオサンショウウオに関するお問い合わせが多く、勉強するとてもよい機会となりました。
オオサンショウウオは、目の前を動くものを食べてしまうそうです。
なので、胃の中を調べると、川に捨てられたゴミなんかも食べているようで、焼き鳥の串が発見されたこともあるとか…。(わぉっ)
「オオサンショウウオを守る会」では、人工巣穴を設置してオオサン
ショウウオの保護と環境改善に取り組まれておられます。産卵のため
の人工巣穴の設置は県内初の試みだとか。産卵する穴と普段潜んでい
る穴は用途が違うようです。
「オオサンショウウオ?どこにでもおるがな~。」と地元の方は言われますが、いえいえ、そんなことはないんですよ!(声を大きくして)
日本でも生息している場所は限られているんです!この一帯が生息地域なんで、沢山いるように思えるだけです。
そして、国際レベルで見たら、中国のパンダと同じ価値がある生き物なのだとか。(ドヒャー!最近まで知りませんでした…)
翼があれば飛んで行ける。陸地なら歩いて行ける…。だけど、川の生き物は水がないと生きていけない。川という限られた環境の中でしか生きれないんですよね。
堰堤をオオサンショウウオは一生懸命登ろうとします。その小さな手のひらを見ると、皮がはげて肉が見えているとか…。
最近、オオサンショウウオからいろんなことを学ばせてもらっています。
人工巣穴を見学中に、ヒョイッと誰かが捕まえてきました。なんと、
イワナとニジマスの交雑種(ハイブリット)だとか。ニジマスはも
ともと日本にいない外来種です。誰かが川に離したのでしょう。遺
伝子かく乱を目の前にして、ショックでした。
日野振興センター 2012/09/13