5月11日の午前10時25分、車体一面にオロチ退治の絵をまとった列車が黒坂駅のホームに滑り込んできました。
ドアが開くと、自転車を抱えたサイクリストたちが次から次へと降り立ち、その数40人!
何事かと言えば、これは米子の「出発・サイクルトレイン」実行委員会などの企画で実施されたもので、昨年の中海、宍道湖を巡るツアーに続く第2弾「伯備線サイクルトレイン」なのでした。
列車の名前は石見神楽列車。コナン列車や鬼太郎列車と同じように、普段は山陰本線の浜田市周辺を走っている列車ですが、この日は急きょ、伯備線へと駆り出されたものです。
全線電化されている伯備線をディーゼル車が走ることも、また石見神楽列車が走ることも、極めて珍しいことです。
さて、普段は無人駅の黒坂駅ですが、朝早くから準備を整え、深紅のノボリを立てて出迎えてくれたのは、「黒坂鏡山城下を知ろう会」の面々。
そして、日野町長以下たくさんの町民が歓迎セレモニーを挙行してくれました。
さあ、出発です。
町の人たちが声援しています。
第1目的地は鵜の池ですが、途中でちょっと寄り道して、下黒坂集落に入ると、
「うわーっ!」「凄い!」と、感嘆の言葉が口々に。
芝桜の巨大ハートが眼前に!
きつい勾配の坂を走り登って、鵜の池到着。束の間の休息をとられてます。
日野郡内のコースはここまで。この後は急坂の矢倉峠越えですが、そこを越えると、あとはダウンヒルコース。
伯耆町二部の上代学校で昼食、とっとり花回廊、そして五月の風を切って米子まで一直線に駆け下るのです。
参加者や主催者の終了後の感想は、とても高評価だったそうです。日野郡にはウォーキングやサイクリングの適地がたくさんあります。
ぜひ、皆さんも、お出かけ下さい。
(by日野振興局 地域づくりサポーター 梅林)
日野振興局 2013/05/21