沿岸もの市場日記

2013年06月03日

2013年6月3日 賀露

6月1日が金曜日(休漁日)でしたから6月2日からイワガキ、小型底びき網の解禁です。
賀露 酒津、浜村、夏泊、青谷、泊
小型底びき網はキダイ主体の水揚げで、ナガレメイタガレイ(ばけめいた)は多い船での30kg/隻と境港に比べるとかなり少ない水揚げです(規格は中:全長20cmが主体)。
キダイ(れんこだい) ナガレメイタガレイ(ばけめいた)
珍しいところでは、型の良いアマダイが揚がっていました(他に小さい個体も1尾)
アマダイ
イワガキは、昨日の初日、大きい物で1個400円程度(2万円/箱)と昨年並み~若干安い取引だったようです。
同じ潜水では、変わったところでムカデノリが出荷されていました。
イワガキ(夏輝:なつき) ムカデノリ
釣は、キジハタ主体で、珍しくクエが1尾揚がっていました。
キジハタの価格は、大型(中あこう)で4,500円/kg程度と、少し安めで推移しています。
キジハタ クエ
ケンサキイカ(白いか)は、1~3箱/隻と少量ですが、結構な隻数が漁を行っています。価格は1箱1万円程度で、活イカも400円/杯と、鮮魚と活魚にあまり価格差が無い状態です。
鳥取市内に活イカを扱う店舗が少ないため、活スルメイカも店舗から「十分ストックがある」との声で休止中とのこと。漁業者からも「漁船の装備に支援するより、販路を開拓してくれ」との声があり、販路開拓が活イカの振興には不可欠だと感じています。
ケンサキイカ(白いか)

【賀露の新たなリース船】白蓮(イカ釣、小底兼用漁船)
かっこいい名前の新戦力が賀露に加わりました(5月28日に竣工)。
現在、イカ釣を行いながら、流し網でホソトビウオやイワシ類、釣ったイカを餌にしたマダイ釣も行うなど、単一魚種狙いになりがちなイカ釣漁の中で、マルチな経営を行っています。
白蓮 スルメイカ(右のピチサイズのイカがタイの餌になる)
マイワシ ウルメイワシ
カタクチイワシ マダイ

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