沿岸もの市場日記

2013年06月12日

2013年6月12日 賀露

賀露の小型底びき網は、ナガレメイタガレイ(ばけめいた)、キダイ、ウマヅラハギ等の水揚げで、ばけめいたは70kg/隻ぐらい水揚げされている船もありました。
漁場は西部との境界線付近で、境港と賀露の小型底びき網漁船が、境界線付近でUターンしながら操業しているとのことです。
賀露では、その他、イカ釣でスルメイカ、ケンサキイカ(白いか)、潜水でイワガキ、かご網でバイが揚がっていました。
イワガキは、一番安い貝が100円/個を超すようになってきており、生殖腺(ミルク)の発達に併せて、魚価が上がってきています。
賀露の小型底びき網の水揚げ状況 ナガレメイタガレイ(ばけめいた)
キダイ イワガキ
活スルメイカ 活ケンサキイカ(白いか)
雨もなく、凪が続き、潮も速い影響で、刺網での漁獲が少ないようです。
主な漁獲物は以下のとおりです。
あご巻(青谷)ツクシトビウオ(魚価が30→50円/羽に回復)、ホソトビウオ
小型底びき網(浜村)ナガレメイタガレイ、キダイ等
釣(酒津)キジハタ、クロソイ、ヒラメ
潜水(浜村等)イワガキ、サザエ、ウミゾウメン、クロモ

酒津~泊の水揚げ状況 カマス
今日は、全長56cmのキジハタ(大あこう)がいました。
ちなみにキジハタの漁獲サイズの大半は30~36cmでした。
キジハタ(全長56cm、2.8kg) キジハタ
キジハタ クロソイ


【おまけ】
昨日(6/11)に淀江・皆生沖の水深10m前後の海域で、ヒラメの試験放流を行いました。
今年の試験は「もうかるヒラメ放流」に向けた放流コストの削減が目的で、従来の平均全長10cmからサイズダウンした平均全長8cmの稚魚を放流しました。
10cm稚魚並みに放流したヒラメが漁獲されることを期待しながら調査を行っていきます。
ヒラメ試験放流@淀江 ヒラメ試験放流@淀江

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