2014年が始まりましたーー!
遅ればせながら、本年もよろしくお願いいたします。
さて、今年最初の「しぜんの宝箱」は、狩猟で使用するわなを紹介します!
現在、狩猟期まっただ中。狩猟を行うには法的ルールがあり、それがきちんと守られているかチェックするのも自然保護監視員の仕事の一つ。日野郡内をパトロールしています。
狩猟と聞くと鉄砲を連想してしまいそうですが、わなを仕掛けて鳥獣を捕獲する方法もあります。
銃とわなは免許が違うので、それぞれ取得しなければなりません。
日野郡内で使用されている代表的なわなは、箱わなとくくりわなです。
箱わなは、ワイヤーがほぼ中央にはってあります。餌につられた獣の足や鼻がワイヤーに触れると、連結している扉が閉まる仕掛けになっています。
ワイヤー式が主流のようですが、回転扉のようなおもしろい仕掛けもあります。
くくりわなは、鳥獣の通り道などに設置しておいた針金やワイヤーロープなどで作った輪によって、鳥獣の足などをくくり捕らえるわなのことです。
上の写真は、バットが獣の足だと思ってください。丸い板を踏むとワイヤーが締まる仕掛けになっています。
イノシシはちょっとした変化も見逃しません。猟師さんは、臭いや形跡を消すため注意をはらいます。
狩猟期が終わる2月まで、猟師さんと鳥獣との知恵比べの日々が続きます。
日野振興センター 2014/01/10