春が来たのがうれしくてたまらない!そんな感じでしょうか?天気がいい日は、生き物達が元気に活動しています。見ているこちらもウキウキしてきます。
さて今回は、 オオバヤシャブシを紹介します!
春めいてきたと言っても端境期…。山にはまだ雪が残っていて、里も茶色い世界が広がっています。
そんな中、いち早く花をつけている樹を発見しました。オオバヤシャブシ(カバノキ科ハンノキ属)です。
オオバヤシャブシは本来、伊豆諸島や関東南部周辺および和歌山南部に分布している落葉樹ですが、全国各地で緑化木として植えらています。
放線菌の一種が根に寄生していて、空気中の窒素を固定することができるため、土に肥料がなくても生育できるのだとか。たくましいですね~。
雄花をクンクンすると、シナモンのようないい香りがするんですよ!
この香りで春の訪れを感じる方もいらっしゃるようですが、スギと同じくオオバヤシャブシの花粉はアレルギーを引き起こしてしまうこともあるようです。
香りで感じるかアレルギーで感じるか…。オオバヤシャブシ一つとっても、春の感じ方が人それぞれ違うのがおもしろいですね。
日野振興センター 2014/03/25