今年度に入り「もしかしてシリーズ化?」的な頻度で登場の狛犬ネタですが、
「変わった狛犬がいた」という目撃情報を入手し、早速、滝山神社(日野町)に行ってきました。
5月の爽やかな風が吹き抜けるなか進んでいくと-
階段の途中でまず一対の狛犬と遭遇。
高々とお尻をあげて身構えていますよ。大きくはありませんが、苔もついていい雰囲気を醸し出していますね。
しかし、これはこの地方ではよく見かける出雲型の狛犬たちのようです。
気を取り直し、更に進んで本殿に至る階段を上った先に・・・いました、これですね!
なんと、石ではなく陶器の狛犬。これは確かに珍しい!しかも、頭に角があります。調べてみると、古くはこの角がある吽形が『狛犬』なんだそう。
阿形の方はいわゆる獅子で、もともとは獅子とこのような狛犬の組み合わせだったのが、いつの間にか獅子と獅子のコンビになったようです。
横からみると、ふっくらとしたよい形をしておられますよ。長めの耳が可愛らしいです。
「阿形はどこ!?」はやる気持ちを抑えてその方向を見ると、残念!割れていました・・・。やはり陶器ですからね。
台座の文字を読んでみると昭和30年頃に岡山県からやってきたようです。ということは、備前焼でしょうか??相棒不在で少し寂しそうでしたが、この狛犬に会えて本当に良かった!
興味のある方、是非この狛犬に会いに滝山神社を訪れてみてはいかがでしょう。
日野振興局 2014/05/29