5月13~16日の4日間、船の漁獲能力の違いを比較するために兵庫県の海洋実習船 但州丸と第一鳥取丸との合同で、沖底トロールによる並行操業を実施しました。
調査点は隠岐島の西側の海域を12箇所です。
このように但州丸が曳網するすぐ後ろを第一鳥取丸も同様に曳網します。
両船とも曳網速度3ノット、曳網時間30分で調査を行います。
曳網開始から30分が経ち、揚網。
いつもより揚がってくる網が重たそうでしたので、大漁を期待していましたが…
大きな岩がドッサリと揚がってきました。
この調査点周辺の海底では岩がゴロゴロしているようです。
以下、漁獲したものを仕分けした一部です。
[ズワイガニ]
[タラ]
仕分けした後は漁獲尾数や漁獲重量等の情報を記録します。
ズワイガニについては雄雌別に分けて甲羅やツメの幅を計測した後再放流します。
今航海はとても良い凪で調査を実施する事が出来ました。
船乗りはこの海の状態をベタ凪と言います。
この美しい景色を見ることができるのは、船乗りの特権ですね。