5月より県の漁業体験研修事業(漁業就業チャレンジ体験トライアル)を受講する方に第一鳥取丸を利用した体験乗船を実施しました。
漁業就業チャレンジ体験トライアルとは、漁師として働きたいという志のある方が実際に県内の沿岸、沖合漁業を最大1ヶ月間の体験をし、漁業実態の理解を深めるとともに、漁業に対する適性を確認する事業です。
本船では研修生に船上での一日の生活を体験してもらう目的で春イカの漁場調査時にイカ釣りの体験乗船を実施しました。
こちらはイカ釣りの仕掛けを作成している研修生の様子です。
とても熱心に作り方を教わっていたため、すぐにマスターしていました。
もやい結びや引き解き結びなど、船上でよく使われるロープワークを教わっている様子です。
手品のように結びがスルッと解けてしまう引き解き結びにとても感心していました。
他にも漁場への移動中には航海当直に入り、操舵や双眼鏡を使った見張り、航海機器の操作ついて体験しました。
こちらは手釣りでイカを釣り上げた研修生の様子です。
釣果はシマメイカや白イカなど合計10杯を釣り上げました。
残念ながら、気象条件が悪く1泊2日という短い航海となりましたが、この体験乗船をとおして船での生活、漁業の魅力を知っていただけたのかなと思います。
今後も漁業従事者を目標に頑張ろうとする方に少しでもお役に立てる事が出来たらと感じました。