シラス調査を実施しました。
このたび第一鳥取丸に追加された新装備で調査を行いました。
船体から海に向かって突き出したポールのようなものが、今年1月のドックで新たに装備されたシラスを採捕する時に使用される曳網用のブームです。
調査目的だけではなく、海上での流出油の回収などに応用できます。
ちなみにブームの長さは5mもあります。
このブームの活躍で、以前よりも航走波の外側を曳網することが出来たので、波の影響を受けにくくネットを安定させる事が出来ました。
※航走波 船が走る事によって発生する波
この様にしてシラスを採捕するための網目の細かいネットで10分間曳網します。
10分間曳網した後、クレーンでネットを回収します。
この時、ネットが風を受けると暴れ出すので注意が必要です。
海水でネット内の側面に付いた採捕物を写真左下の円筒形のものまで流し、回収します。
これが採捕したものです。
このステーションではアミ類がたくさん入り、残念ながら写真ではシラスの姿は確認できません。
3月のシラスの調査ポイントは全部で8箇所、無事調査を終えることができました。
今年度の第一鳥取丸での調査はこれで終了です。
来年度も引き続き操業日誌を更新していきますので、よろしくお願いします。