朝晩の冷え込みに、冬の訪れを感じるようになりました。
ここ日野郡では珍しい特徴を持った狛犬を探して今回訪れたのは、日野町にある堀八幡宮です。この季節の狛犬はどんな姿を見せてくれるのでしょうか。
2番目の鳥居をくぐった先に、まずは一組目の出雲式狛犬を発見しました。製作年は1892年(明治25年)。
豊かなあごひげ(?)が良い感じ。
さらに階段を登った先に・・・
今回訪問の目的の狛犬の姿がありました。
正面からではその特徴が分かりませんが、
いかがでしょう。出雲式というのは同じですが、これまで『日野ごよみ』でご紹介した狛犬たちとは異なり、しっぽの先が丸いのです!ちなみに製作年は1846年(弘化3年)。
日野郡の狛犬のほとんどがしっぽが尖ったタイプ(立尾)ですが、わずかに丸尾の狛犬がいるのです。そして時代的には古めのものが多いようです。
吽形の方をみると・・・
この時期だけの奇跡的なショットが撮れました。しかも吽形の方だけ、というがポイントです。
(11月11日撮影)
そして、門をくぐった先には3組目の狛犬(製作年1894年)。こちらは先の2組の狛犬とは異なり、頭が小さくスタイルがいいですね。尾が尖っているのもよく分かります。
一口に狛犬といってもこんなに個性豊か!今回も素敵な狛犬たちに出会うことができました。
日野振興局 2014/11/13