道後山は、鳥取県と広島県にまたがる比婆道後帝釈国定公園(広島県・島根県・鳥取県)の中にある山です。
その道後山に登山に行きましたのでレポートします。
登山道は整備されていて、道中なだらかな道のりが大半を占めるので子供から年配の方まで初心者向きの登山コースです。
山頂に近づくにつれて登山道横を石塁が目立ち始めます。これは、鳥取県・広島県の県境を意味すると同時に、放牧地を囲む柵の役目をしていたということです。
昭和30年から40年頃までは、道後山一帯は牛の放牧場だったようで、初夏から晩秋にかけては牛が草を食べる姿が登山客を楽しませたそうです。
約一時間かけて山頂に到着です。
山頂には子供連れの家族、カップル、年配のグループなど多くのハイカーで賑わっていました。
山頂から鳥取県側を見下ろすと、以前紹介された奥日野五山はもちろんのこと、大山や日本海も見ることができます。
現在この県境の山間を江府三次線の一部としてトンネル工事の計画が進められています。 峠周辺は冬期は積雪が1mを超える豪雪地帯であり、交通の難所となっていることから、早期の道路整備が望まれています。
また、完成後には地域間交流にも役立つことも期待できます。
今後の道路整備状況にもご注目ください。
江府三次道路については、以下のリンクをご確認ください。
https://www.pref.tottori.lg.jp/27616.htm
日野振興局 2015/06/01