今、日野郡関係者で話題になっている本、『日野ことば~その訛とおもしろさ』について、編集者の杉本準一さんにインタビューをしました。
編集者の杉本さん。インタビューからも、方言に対する想いが伝わってきました。
本の中身の一部です。アクセント等工夫しているのがよくわかります。
《インタビュー》
~3月の頒布開始後、各方面で、ものすごい反響ですね。
(杉本さん) 在庫が間もなくなくなりそうです。増刷を検討しているところです。
~この本を作成しようと考えたきっかけは?
(杉本さん)東京に住んでいる息子の彼女が日野町に来たときに、祖母と全く会話が成り立たないのを見て、日野以外の人と地元の人の会話をつなげる手段を作りたいと思ったのがきっかけです。
~どれくらいの期間で作成したのですか?
(杉本さん)構想2年、着手1年の約3年間です。介護施設などを訪問し、高齢者から直接、話を聞いて作りました。
~作成中に苦労した点はありましたか?
(杉本さん)全体的にとても楽しかったです。ただ、訛、アクセントをどのようにわかりやすく表現するかは苦労しました。
~この本を作成して良かったと思われる点は何ですか?
(杉本さん)地元の高齢者と、Iターン者や町外から働きに来ている人との会話の手助けになっているとの話を聞いています。
それ以外にも、作成中に高齢の方にインタビューをするときに、方言について話すのを好きな人が多くおり、とても喜んでもらえたと感じました。
また、この本の作成がきっかけで中学校で講話を行いましたが、それにより、家庭で方言が多く出るようになったとの話も聞きました。
本の詳細については、発行者である奥日野ガイド倶楽部までお問い合わせください。
http://okuhino-club.jp/
日野振興局 2015/05/18