7月中旬から下旬にかけて、カニ篭調査・ROV調査・アナゴ筒調査を実施しました。
先月は7月としては珍しい台風の襲来もあり、調査日程が計画通りに進められないこともありましたが、最終的に全ての地点を調査することができました。
アナゴ筒調査は九州大学の依頼により実施することになりました。
水産試験場として、この調査を行うのは平成12年以来の実に15年振りです。
1晩目はイワシの切身を、2晩目はサバの切身を餌に用いました。
結果、2晩の調査で3匹のギンアナゴが入りました。
ROV調査は海底に設置された漁礁をROV(遠隔操作による無人探査機)により撮影し、船上のモニター越しにその状態を確認していく調査です。
実はこのROVという機械、一台で家が建つほど高価な機器です。毎年実施される調査ですが、取扱いには細心の注意が払われます。
カニ篭調査では1地点で20個の篭を入れていきます。この調査を鳥取県沖の全4地点で行います.
獲れたカニの内、一定の条件を満たすカニには標識が付けられ、放流器により漁礁内の海底付近まで沈められた後、放流されます。
調査終盤では思わぬ時化に遭遇しました。
今後も事故のないよう調査を進めていきたいと思います。