情報名 |
要約 |
水稲奨励品種候補「鳥系93号」の育成および選定(PDF318KB)
|
早生~中生の中間熟期水稲新品種として、短稈で耐倒伏性に優れ、高温登熟性に優れて高品質かつ良食味な「鳥系93号」を育成し、奨励品種候補として選定した。
|
大豆奨励品種候補「東山228号」の選定(PDF321KB) |
「東山228 号」は、成熟期が「すずこがね」より4 日程度遅い早生熟期で、最下着莢節位高が高く、機械収穫適性に優れる。収量は「すずこがね」並だが、外観品質が優れ、子実のタンパク質含有率が高く、豆腐加工適性に優れる。
|
鳥取県内におけるメッシュ農業気象データを利用した水稲「きぬむすめ」の出穂期推定(PDF314KB) |
県内で作付面積が拡大している「きぬむすめ」の出穂期推定式のパラメータを作成した。その推定式を現地ほ場で適用したところ、±1.6 日の誤差で推定可能である。
|
鳥取県内におけるメッシュ農業気象データを用いた水稲「きぬむすめ」の収穫時期判定(PDF314KB) |
1km メッシュ農業気象データの日平均気温積算値による「きぬむすめ」の収穫適期は990℃~1100℃であり、その農業気象データの気象予報値を用いて、出穂20 日後(収穫前3~4 週前)に収穫時期を判定できる。
|
「きぬむすめ」の催芽籾湛水散播栽培における適正苗立数と芽干しおよび中干しの効果(PDF2896KB) |
「きぬむすめ」の催芽籾湛水散播栽培においては目標苗立数を50~100本/平方メートル程度とし、代かき翌日以降早い時期に播種する。イネ5葉期頃からの1週間程度の芽干しと慣行より強めの中干しを実施することで、過度の倒伏を回避し安定的な収量・玄米品質を確保できる。
|
水稲高密度苗の形質と移植精度への影響(PDF 279KB)
|
高密度苗は、慣行苗と比べて苗充実度はやや小さいものの、育苗期間が播種後2週間から4週間程度までの苗においては、移植精度に問題はみられない。
|
水田営農計画に活用できる部門経営モデル(PDF1440KB)
|
水田作経営における優良事例をもとに、水田作物の部門経営モデルを作成した。本モデルは線形計画法を用いた水田営農計画の作成に活用できる。
|
担い手農業者の水田作経営が成り立つ条件(PDF1440KB)
※カード同上
|
線形計画法を用いた経営シミュレーションに基づき、担い手農業者の水田作経営が成り立つ条件を営農類型ごとに整理した。
|
水稲有機栽培の除草で失敗しないためのポイント(PDF147KB) |
コナギ、ホタルイともに、葉齢が進むに従い引抜抵抗値が急激に大きくなる。このため、除草時期が遅れると残草本数が増加する。除草作業を遅れずに行うことで、残草量が減少し、雑草害による減収が軽減される。
|
ラッキョウ有機栽培における秋増肥の増収効果(PDF241KB)
|
ラッキョウ有機栽培において、現行の生産者施用量よりも窒素成分量で6kg/10a程度秋に増肥施用することによって、生育が旺盛になり、分球数が増加し、収量が40~60%程度増加する。
|
水田における覆土による新しい除草方法(土寄せ除草)の検証(PDF182KB)
|
土寄せ除草法が雑草に及ぼす影響を検討した結果、本方法を採用した除草機を使用し、2 回実施した場合、ノビエ、ホタルイ、コナギの雑草本数は、無処理に対して約7-7.5 割減少し、雑草風乾重は5-6.5 割減少する。
|
緑色LED灯の夜間点灯がヤガ類の発生量に及ぼす影響(PDF534KB)
|
夜間、緑色LED灯を点灯することにより、ヤガ類の行動を抑制し、発生量を減少できる。
|
収量、品質および食味を安定させる水稲「きぬむすめ」における菜種油粕を用いた窒素施用法(PDF290KB)
|
水稲「きぬむすめ」における有機質肥料の施用法として、基肥窒素6 ~8kg/10a、穂肥2kg/10a とすることで収量、品質および食味が安定する。
|
ピメトロジンを含む育苗箱施用剤を利用したヒメトビウンカ(イネ縞葉枯病)の防除(PDF665KB)
|
ピメトロジンを含む育苗箱施用剤はヒメトビウンカに対して優れた防除効果を示し、イネ縞葉枯病多発条件においても実用上十分な発病抑制効果を示す。
|
大麦の種子消毒においてシードラック水和剤とべフラン液剤25の体系処理は可能である
※概要のみ |
黒節病を対象としたシードラック水和剤の種子消毒が、べフラン液剤25の網斑病防除効果および出芽に及ぼす影響はみられない。
|
ジアミド系殺虫剤によるマメシンクイガの防除対策(PDF262KB) |
マメシンクイガに対して、ジアミド系殺虫剤は実用的な防除効果を示す。本種の防除を主とする場合の散布適期は開花15~20 日後、カメムシ類と同時防除する場合では開花25~30 日後(カメムシ類1 回目防除)である。
|
地大豆における剪葉摘心処理が生育および収量に及ぼす効果(PDF802KB)
|
過繁茂となりやすい地大豆各品種は、播種後40~50日に剪葉摘心処理を行うことで、密播無培土栽培体系であっても、分枝節発生によって生育量と着莢数を確保し、倒伏を抑制しながら増収するとともに、品質および蛋白含有率はほぼ同等に確保できる。
|
飼料用トウモロコシにおける窒素施肥量が収量に及ぼす影響(PDF383KB)
|
窒素施肥量が0~24kg/10aまでの範囲において、飼料用トウモロコシの全乾物収量を100kg/10a増加させるのに必要な窒素施肥量は5kg/10aである。また、その範囲の窒素施肥量におけるトウモロコシ中の硝酸態窒素濃度は飼料として問題のない濃度であり、粗タンパク質濃度も標準値(8.0%)と同程度の濃度である。
|
リン酸が過剰蓄積した水田転換畑における飼料用トウモロコシ栽培ではリン酸施肥は不要(PDF383KB)
|
水田転換畑における飼料用トウモロコシ栽培では堆肥を多量に施用する場合が多く、堆肥から十分量のリン酸が供給されている可能性がある。そのような条件においてはリン酸の減肥基準を「土壌中の可給態リン酸含量が75mg/100g以上では標準施用量の20%に減肥」から「土壌中の可給態リン酸含量が75mg/100g以上では無施用」にすることが可能である。
|