防災・危機管理情報


1 日時

平成21年7月15日(水) 午前10時~12時

2 場所

白兎会館2階「飛翔の間東」

3 出席者

教育審議会委員(16名)、教育長、教育次長、次長、関係各課長 他

4 概要(議題に対する主な意見等 ●委員、○事務局)

(1)報告事項

 ア 各部会・分科会からの報告について

・平成21年度第1回学校運営分科会、平成20年度第4回生涯学習分科会の開催状況報告、鳥取県子どもの読書活動推進ビジョン、鳥取県スポーツ振興計画、平成20年度新体力テスト報告書について報告・・・委員からの意見なし

 イ 国の動向及び県の取組み状況について

・スクールニューディール構想、H21当初予算及び6月補正予算に係る人財育成事業、勉強がんばろうキャンペーン関連事業について報告・・・委員からの意見なし

(2)協議事項

ア 平成20年度教育行政の点検・評価(案)について

○「授業でICTを活用して指導できる教員の増」の記載があるが、これを活用できると学力向上が図られることが実証されているので、ICTを使って授業ができる学校の先生を養成するための研修をきちっとしていかないといけない。
●教育センターでは現在、e-ラーニングを活用した研修を行っているが、少し工夫して、もっと多くの教員が参加できるようにしていきたい。

○「船上山少年自然の家」と「大山青年の家」の利用拡大が載っているが、これらの整備計画が凍結され、建て替えがされないままになっている。また、海に関する施設が東部にできればと思っている。今後の計画はどうなっているのか。
●「船上山少年自然の家」と「大山青年の家」について、建て替えという計画はないが、必要に応じて改修等で対応し、今の施設を活用していくというのが基本的なスタンスである。また、東部の青少年施設の建設については、財政状況をみながら検討することになるが、今の財政状況では厳しい。

○大切な研修は充実する必要があるだろうが、研修を精選することも必要である。「教職員の健康管理」で時間外勤務をどれだけ削減できたとか研修を精選できたとか、具体的な目標を掲げて欲しい。
●アドバイザー派遣という制度を設けて、教育センターが学校へ出向いて研修する取組みも行っている。今後も工夫をしていきたい。

○「心とからだいきいきキャンペーン」で新しい啓発事業が2つあるが、もう一歩踏み込んだ啓発事業を行って欲しい。情報を知り得るだけのサポーターではなく、子育ての応援団となるようなサポーターを集めることが必要。出前講座を行うような委託事業があれば、どんどん出かけていって保護者に啓発できると思うので、方策を考えて欲しい。
●ご意見を参考にさせていただく。保護者や子どもたちに対して、いろいろなアプローチを行っていきたいと考えている。「家庭教育推進協力企業」など、いろいろな手法を使って取り組んでいく予定。

○青少年社会施設について、年間利用者数だけでなく、稼働率も記載して欲しい。
●今は稼働率の資料がないが、年間のアクションプランなどに盛り込んでいけたらと思う。

○学校アンケートをしたのは良かったが、市町村教育委員会などの評価もあったほうが客観性が高まってくる。
○到達目標という1つの視点で評価されている項目が非常に多いが、今後は多面的な評価が必要ではないか。
○様々なキャンペーンに取り組まれているが、キャンペーンの効果を分析し、次に何をするのかということをさらに踏み込んで、推進して欲しい。
●来年度からは振興基本計画のアクションプランに対しての評価を行っていく予定。大きなくくりの中で評価ができるようになると思うので、評価の方向を検討していきたい。

○しっかりPDCAサイクルを回していって欲しい。「やってます症候群」ではなく、ちゃんと中身が伴ったものになるようにお願いしたい。

イ 高等特別支援学校等の設置について

○こういう施設を作る場合、目的がきちんと達成されないと意味がない。東・中・西部に1校づつ作れればよいが、経費的に難しいのであれば、分校を作ることになる。そうなった時に設置の目的が果たせるのかどうか、きちんと整理して説明する必要がある。
●一般就労ができ、社会参画をしていけるような、少しレベルの高いものを考えているので、そのあたりを保護者や児童生徒にも理解して欲しいと思っている。それを理解していただいた上で、いくつ作るのかということになる。もう一度アンケートをとり、どれだけ意欲のある子どもたちが集まるのかなど、ニーズを確かめて検討をしていく必要がある。

○特別支援学校の高等部の生徒は非常に多様化しているが、学校の教員数も施設も限られているので、それぞれの子どもたちに対応できるわけではない。保護者、地域の人、児童生徒も、自分がどういう支援を受ければできるようになるのかということをしっかり理解することが土台作りになるので、設置に向けて動くのと平行して考える必要がある。

○発達障害と知的障害が違うのは理屈としてはわかるが、現実に学校の中では非常に困っている。将来のことではなく、今のこの状況をどうするかということを現場は非常に悩んでおり、そのことについても考えて欲しい。

○特効薬があればよいが、ないのであれば、現状を長続きさせないという方策を考えていなかいといけない。

○分校でも同じ学校の中で同じ先生が関わるのであれば、非常に良い制度だと思ったが、全く違うということであれば、逆に子どもたちが孤立感を感じてしまうのではないかと思う。そうなると専門の知識を持った先生方で、一人一人の子どもたちの違いに応じた形で学校と家庭が連携して支援できる形のほうが良いと思う。

○十分な説明をしていくことが一番大切ではないかと思う。しっかり啓発を行って、県が適切と考える方向へ進めていかれることをお願いしたい。

  

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