野鳥のヒナの多くは、卵からかえって羽が生えそろうとすぐに巣立つので、飛び出す段階でうまく飛べず、地面に落ちるものもいます。
Q ヒナを見つけたときは、どうしたらよいのでしょうか?
A 巣立ち直後のヒナはあまり動きません。親鳥は人がヒナの近くにいると警戒してやってこられません。ヒナに手を出して親子を引き離すと「誘拐」になるので、その場を立ち去るほうがよいでしょう。
Q 人がヒナを育てることはできないのですか?
A たくさんの虫を与え続けるなどすれば、育てられることもあります。ただ、自然界では巣立ち後に親鳥と過ごすわずかな期間(1週間から1ヶ月)に「何が食べ物で、何が危険か」などを学習してひとり立ちするので、人に育てられたヒナは自然の中で生きていけるとは限りません。
野鳥は許可なく捕らえたり、飼うことはできません。
鳥取県では平成19年4月より、野生鳥獣保護の観点から、愛がん飼養を目的とした鳥獣捕獲はすべて認められていません。