平成18年度及び平成20年度に発覚した不適切経理事案を教訓として風化させないためにも、適正な経理処理の確保(不適切経理の防止)に向けて、知事部局等と併せて、毎年度、定期的に全庁的な県費及び県費外会計の経理処理の状況について点検を実施しています。
鳥取県教育委員会における平成24年度点検結果をまとめたので、報告します。
処理に困っている通帳等の状況
不適切な経理処理による資金又は有価物等は認められなかった。
県費外会計の点検
ア 県費外会計の現状
各所属の自主点検結果報告を受け、適正な事務処理が行われているかどうか、当課教育行政監察担当による実地確認を実施した。
調査概要
○確認実施校 10校
※県立学校(31校)の約3分の1を確認。
○確認内容
・県費外会計等取扱要綱の制定、改正、運用状況
・会計処理のチェック処理体制
・通帳、印鑑の管理状況
・証拠書類の整備等
○確認結果
各校が定める県費外会計等取扱要綱に基づいて、事務処理が適切に行われていた。
県費外会計の適正処理に向けた取組
・事務処理体制の明確化による不適正処理の未然防止を図るとともに、会計担当者の異動における預金通帳、出納簿等の引継事務の徹底を図る。
・「県立学校県費外会計等取扱要綱」の教職員への周知徹底に引き続き取り組む。県費外会計の取扱の必要性の検討
県費外会計の取扱の必要性の点検
各学校及び事務局においては、点検結果を踏まえ、県が取り扱う合理的な理由、必要性を再度整理し、必要性が認められないものについては取扱を中止するなど改善策を検討する。
コンプライアンス研修の継続実施
今夏を中心に、各学校及び事務局単位でコンプライアンス研修を実施する。
点検等の実施
教育行政監察担当による適正経理に関する点検、行政監察を引き続き実施する。