1.概況
平成24年6月の鳥取県鉱工業指数(平成17年=100、季節調整済)によると、生産指数は73.2で前月比6.2%の低下、出荷指数は69.7で5.4%の低下、在庫指数は89.5で1.0%の上昇となった。
内訳については、生産では、パルプ・紙・紙加工品工業、一般機械工業、食料品・たばこ工業などが低下し、電気機械工業、電子部品・デバイス工業、窯業・土石製品工業などが上昇した。
出荷は、電子部品・デバイス工業、パルプ・紙・紙加工品工業、食料品・たばこ工業などが低下し、電気機械工業、木材・木製品工業、窯業・土石製品工業などが上昇した。
在庫は、電気機械工業、食料品・たばこ工業、プラスチック製品工業などが上昇し、パルプ・紙・紙加工品工業、木材・木製品工業、鉄鋼業などが低下した。
2.業種別生産動向
主要4業種別生産動向をみると、食料品・たばこ工業では、冷凍水産食品、その他の食料品、生菓子などが低下し、前月比2.3%の低下となった。
電子部品・デバイス工業では、その他の電子部品などが上昇し、前月比0.5%の上昇となった。
電気機械工業では、民生用電気機械器具などが上昇し、前月比4.4%の上昇となった。
一般機械工業では、一般産業用機械などが低下し、前月比13.4%の低下となった。
3.最近の動向
季節調整済指数では、前月比で生産、出荷は2か月ぶりに低下し、在庫は2か月連続で上昇した。
原指数では、前年同月比で、生産は5か月連続、出荷は4か月連続で低下し、在庫は3か月連続で上昇した。
鉱工業指数(平成17年=100)
|
季節調整済指数 |
対前月比 |
原指数 |
対前年同月比 |
生産指数 |
73.2 |
▲6.2% |
76.4 |
▲18.6% |
食料品・たばこ |
100.6 |
▲2.3% |
100,7 |
▲10.2% |
電子部品・デバイス |
62.4 |
0.5% |
66.7 |
▲14.6% |
電気機械 |
61.7 |
4.4% |
54.1 |
▲41.7% |
一般機械 |
66.5 |
▲13.4% |
70.1 |
▲7.8% |
出荷指数 |
69.7 |
▲5.4% |
71.6 |
▲24.9% |
在庫指数 |
89.5 |
1% |
89.8 |
10.6% |