産前・産後ケアに関して、妊産婦の方が、どのような支援を望んでおられるかのニーズを把握し、今後に必要な施策を検討するため、アンケート調査を実施した。
〇対象者:鳥取県内に在住の概ね0歳から1歳(平成25年8月1日から平成26年7月31日までの間に出生した者)のお子さんがいる母
〇調査人数:2,981人 回収数1,282人(回収率43.0%)
〇子どもの数:1人目557人(43.4%)、2人目(35.1%)、3人目213人(16.6%)、4人目以上49人(13.8%)
〇年齢構成:10歳代(0.7%)、20~24歳(5.1%)、25~29歳(20.9%)、30~34歳(36.3%)、35~39歳(29.1%)、40歳以上(8.0%)
〇調査期間:平成26年10月30日(木)~平成26年11月12日(水)
〇調査方法:郵送
○出産がわかった時は、ほとんどのお母さんは「うれしかった」と答えているが、一方、妊娠中は「自身のからだのこと」や生まれてくる「赤ちゃんの成長・異常の有無」「出産への不安」、また「経済的なこと」への不安を抱えている。
妊娠中には家族の協力(特に夫)や日常の家事等の負担を軽くするための支援を期待している。
○産後は、「睡眠不足」「疲れが取れなかった」「イライラした。家族に八つ当たりした」等の体調面や精神面がすぐれない人が半数いる。上の子どもも含めた育児や母親の家事負担軽減のための支援が必要となっている。
○今後に希望する支援策として、「乳児の一時預かり」「産後デイケア」「保健師・助産師等の専門家による家庭訪問」「産後ショートステイ」等のサービス面の推進を期待している。また、家族の協力にも期待している。