防災・危機管理情報


1 趣旨

 平成18年度及び平成20年度に発覚した不適切経理事案を教訓として風化させないためにも、適正な経理処理の確保(不適切経理の防止)に向けて毎年度、定期的に県費及び県費外会計の経理処理の状況について点検を実施しています。
 鳥取県教育委員会における平成25年度点検結果をまとめたので、報告します。

2 点検内容

点検期間

平成25年4月3日(水)~6月7日(金)

点検対象機関

事務局

 20機関(本庁:13課 地方機関:3機関 教育機関:4機関)

県立学校

 31校(高等学校:24校 特別支援学校:7校)

点検対象

・処理に困っている資金、通帳等の存在

 教職員が管理している資金等について、不適切な経理処理及び処理に困っている通帳等その他疑義のあるものの存在の有無及びその内容

・県費外会計の現状

点検方法

教育委員会事務局及び県立学校に対して、上記点検対象に係る徹底した点検を指示して報告を受け、その内容に応じて必要な調査、確認を行った。

3 点検の総括

3 点検の総括
 (1)処理に困っている資金、通帳等の状況 
    教育センター、博物館において、現金98,450円を含む有価物等が発見された。

 

 (2)県費外会計の現状                                                      
項目 所属数  会計数 
県費外会計を保有している所属   45所属 1,646会計
         (うち改善を要する所属)   (1所属(博物館)) (1会計)
県費外会計を保有していない所属  7所属
合計 52所属 1,646会計

4 点検結果

(1)処理に困っている資金、通帳等の状況

ア 点検結果

点検期間中、次表のとおり金銭等が発見された。

 

所属  概要 
教育センター  所属物品として登録されていない有価物等が発見された。
 <発見された有価物等>
   41円葉書×2枚
   50円葉書×22枚
   100円往復葉書×7枚
   現金封筒×2枚
   図書カード(500円)×4枚 
博物館  総務課内金庫を整理していた際に、金銭等が発見された。
 <発見された金銭等>
   現金 98,450円
   収入印紙 16,600円分
   切手 60円分(50円×1枚、10円×1枚)
   葉書 6,850円分(50円×137枚)
   図書カード 18,000円分
   財布(3個)、指輪(1個)、時計(1個) 
 

イ 対応方針

  (ア)教育センター
    ○ 経緯不明であり使途も特定できないことから、全て県に繰り入れる。

 

  (イ)博物館
    ○ 貼付してあるメモ等から、使途を特定することができるものについては、次のとおり処理する。
金銭等  処理方針 
ア 鳥取県博物館協会の現金と推定されるもの
 現金 55,050円
 切手 60円分 
同協会の歳入に繰り入れる。 
イ 資料刊行会(現鳥取県立博物館振興会)の図録売上関係と推定されるもの
 現金 13,900円
 収入印紙 16,600円分
 葉書 6,850円分 
同振興会の歳入に繰り入れる。 
ウ 利用者の忘れ物
 現金 4,600円
 財布(3個)、指輪(1個)、時計(1個 
5月15日、警察に届出済 
エ 職員親睦会の現金と推定されるもの
 現金 1,000円 
職員親睦会費に繰り入れる。 
オ 職員の執筆謝礼
 図書カード 18,000円分 
当該個人へ返還する。 
○ 経緯不明であり使途も特定できない現金23,900円については、県に繰り入れる。

 

(2)県費外会計

ア 点検結果

   博物館が管理する「鳥取県博物館協会会計」において、支出証拠書類の整備、保管等ができていないものがあった。

※鳥取県博物館協会会計の概要
 ・年会費を支払った会員によって構成されており、会員は会誌の送付や博物館入場料の減免を受けることができる。
 ・規約において、博物館を事務局としており、博物館職員が当該協会の事務を行っている。
 ・会員は24年度で130名程度である。 

イ 対応方針

  教育総務課教育行政監察担当において、次のとおり今後の対応等を指示した。
○ 当該会計を含め、博物館における県費外会計の処理方法を抜本的に改善すること
 

5 今後の取組み

○ 次年度以降も各所属による自主点検を継続し、経理状況を公表するほか、教育行政監察担当による現地確認(抽出調査)を実施する。

各学校の県費外会計個表等

  

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