昭和62年9月、白兎養護学校小学部2年生の長男を持つ山田光子さんが、「身体障がい者の歌募集」の新聞記事を目にし、思わずペンを取り、わずか10分ほどで歌詞を書き上げました。
山田さんの歌詞は入選しませんでしたが、審査員だった作曲家の益田兼大朗さんが、1番の最初の歌詞「青い空があるかぎり」という詞に惚れ、この楽曲が誕生しました。
現在に至るまで、白兎養護学校では愛唱歌として歌われ続けており、平成26年度に開催される「第14回全国障がい者・芸術文化祭」における特別支援学校共通のテーマ曲にもなりました。
「あなたと一緒に歌いたい」
作詞 山田光子 作曲 益田兼大朗
一 青い空が あるかぎり 私の心も 澄みきって
明るい声が あるかぎり 私の心も歌い出す
空に向かって 大きな声で 「一緒に歩いてゆきましょう」
そんな歌を歌いたい あなたと一緒に歌いたい
二 輝くひざしが あるかぎり 私の心も 熱くなり
明るい笑顔が あるかぎり 私の心も 夢を見る
空に向かって 元気な声で 「今日も楽しくゆきましょう」
そんな歌を歌いたい あなたと一緒に歌いたい
三 私にあなたが いるかぎり 私は強く 生きられる
あなたに私が いるかぎり ふたりで強く 生きられる
空に向かって 悲しまないで 「明日を信じてゆきましょう」
そんな歌を歌いたい あなたと一緒に歌いたい
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