まんがと地域を結びつけ,地域活性化や観光振興に結びつける取組は,鳥取県ゆかりの漫画家による人気マンガのキャラクターをデザインに採用することから始まりました。「ゲゲゲの鬼太郎」の水木しげる先生のふるさと境港市,「名探偵コナン」の青山剛昌先生の北栄町では,それぞれの作品をテーマとした施設の整備やまちづくりが進められました。
平成20年代になると,まんが関連のイベントが地元で企画立案されるようになりました。国内外で人気の高い水木しげる先生,谷口ジロー先生,青山剛昌先生がいずれも鳥取県ゆかりの漫画家でいらっしゃることに着目するとともに,これまで境港市や北栄町をはじめとする市町村で積み重ねられてきた地域活性化や観光振興の取組を県域全体で一層推進することを目的として,鳥取県は「第13回国際マンガサミット」の誘致に取り組み,これに成功しました。
国際マンガサミットの開催を一過性のものとせず,これまで積み重ねてきたまんがの活用をさらに発展させるため,国際マンガサミットを開催する2012(平成24)年を「まんが王国とっとり」建国の年と位置づけ,「国際まんが博」の開催のほか,さまざまな取組をはじめました。
水木しげる先生,谷口ジロー先生,青山剛昌先生を始め,多くの著名な漫画家を輩出してきた鳥取県。
満を持して今,その魅力をさらに高めながら,この素晴らしい鳥取県自慢の「まんが文化」を世界に広めていこうじゃないかぁぁ!!として建国されたのが,この「まんが王国とっとり」なのです。