1.概況
平成26年8月の鳥取県鉱工業指数(平成22年=100、季節調整済)によると、生産指数は102.9で前月比6.2%の上昇、出荷指数は87.0で前月比8.9%の上昇、在庫指数は125.9で前月比6.6%の上昇となった。
内訳については、生産では、金属製品工業、輸送機械工業、繊維工業などが低下し、電子部品・デバイス工業、電気機械工業(情報通信機械工業を含む)などが上昇した。
出荷は、一般機械工業、繊維工業、窯業・土石製品工業などが低下し、電子部品・デバイス工業、食料品・たばこ工業、パルプ・紙・紙加工品工業などが上昇した。
在庫は、鉄鋼業などが低下し、電子部品・デバイス工業、食料品・たばこ工業、一般機械工業などが上昇した。
2.業種別生産動向
主要4業種別生産動向をみると、電子部品・デバイス工業では、液晶素子などが上昇し、前月比15.0%の上昇となった。
電気機械工業(情報通信機械工業を含む)では、端子、開閉制御装置などが上昇し、前月比7.7%の上昇となった。
食料品・たばこ工業では、その他の食料品、生菓子などが低下し、前月比0.8%の低下となった。
パルプ・紙・紙加工品工業では、前月比1.3%の低下となった。
3.最近の動向
季節調整済指数では、前月比で生産、出荷がともに3か月ぶりに上昇し、在庫は3か月連続で上昇した。
原指数では、前年同月比で生産は14か月連続で上昇し、出荷は2か月ぶりに上昇し、在庫は2か月連続で上昇した。
鉱工業指数(平成22年=100)
|
季節調整済指数 |
対前月比 |
原指数 |
対前年同月比 |
102.9 |
6.2% |
95.6 |
8.6% |
113.4 |
15.0% |
108.6 |
37.3% |
50.1 |
7.7% |
44.9 |
▲2.8% |
110.4 |
▲0.8% |
99.3 |
▲4.5% |
89.5 |
▲1.3% |
92.2 |
▲14.7% |
87.0 |
8.9% |
80.5 |
4.7% |
125.9 |
6.6% |
127.7 |
9.5% |