防災・危機管理情報


地下水位モニタリングレポートについて(鳥取県持続可能な地下水利用協議会)

 鳥取県では、平成25年4月1日に「とっとりの豊かで良質な地下水の保全及び持続的な利用に関する条例」が施行され、同年7月12日に、地下採水事業者で構成する「鳥取県持続可能な地下水利用協議会」を設立しました。

 本協議会では、県内の地下水位等のモニタリングや結果の公表など、地下水保全の活動を行うこととしています。

 このレポートは、市町村の水道事業者や、過去に地盤沈下等のあった鳥取平野で地下水位を監視する国土交通省鳥取河川国道事務所などから地下水位データ等の提供を受けて、県内各地の地下水位を「見える化」したものです。

モニタリングの目的など

 鳥取県内各地の水道水源井戸および地盤沈下監視井戸等(以下、「モニタリング井戸等」という。)について、情報を整理し、水位、揚水量、地盤情報等の数値データを取りまとめ、その情報を県民へ公開します。

 公開にあたっては、地下水位及び影響を与える要素の揚水量、降水量も合わせて「見える化」して、水位変化の影響とその他の要因との関係をわかりやすくしています。

 また、水位低下が見られる井戸については、鳥取県が設置する鳥取県地下水研究プロジェクトにおいて原因の究明を進めます。

 なお、評価コメントは水位の一定傾向について付記したもので、個別に揚水量や降水量、その他の詳細な分析等を行ったものではありませんので、ご承知ください。

モニタリング井戸の概要

井戸種別 箇所数 解説
水道水源井戸 20

鳥取県内の市町村水道部局が管理する井戸で、水道水源として使用されているものがほとんどです。

下記の観測用井戸とは異なり、揚水するため、その影響を受けて水位が変動することがあります。

大山地域観測井戸 2

平成19~21年度に実施した大山南西麓の地下水に関する鳥取大学と鳥取県との共同研究のための観測用井戸です。

大山地域の地下水観測用に鳥取県が管理しています。

鳥取平野観測井戸 12

国土交通省 中国地方整備局 鳥取河川国道事務所及び鳥取県が中心に管理している観測井戸です。

鳥取平野では、昭和30年代~40年代の高度成長期に地盤沈下が顕在化し、特に鳥取駅以北の市街地を中心に、建物の抜け上がり、水道、ガス管破裂までの被害が生じて社会問題化しました。

鳥取市の中心部に設置しており、同一箇所に深井戸と浅井戸を設置している地点もあります。

現在、地盤沈下は、沈静化していますが、地下水位の低下に伴い発生することから、引き続き、観測を継続しています。

 その他観測井戸

 上記以外の観測井戸で鳥取県が観測しています。

鳥取県内の地下水位モニタリング 結果レポート

  

最後に本ページの担当課
   鳥取県 生活環境部 自然共生社会局 水環境保全課
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