1.概況
平成27年11月の鳥取県鉱工業指数(平成22年=100、季節調整済)によると、生産指数は102.4で前月比1.1%の低下、出荷指数は86.8で前月比0.5%の上昇、在庫指数は175.1で前月比0.4%の低下となった。
内訳については、生産では、輸送機械工業、金属製品工業、食料品・たばこ工業などが低下し、電子部品・デバイス工業、パルプ・紙・紙工品工業、電気機械工業(情報通信機械工業を含む)などが上昇した。
出荷は、電子部品・デバイス工業、繊維工業、鉄鋼業などが上昇し、輸送機械工業、一般機械工業、金属製品工業などが低下した。
在庫は、食料品・たばこ工業、パルプ・紙・紙加工品工業、金属製品工業などが低下し、鉄鋼業、電気機械工業(情報通信機械工業を含む)などが上昇した。
2.業種別生産動向
主要4業種別生産動向をみると、電子部品・デバイス工業では、液晶素子、コネクタ・スイッチなどが上昇し、前月比9.3%の上昇となった。
電気機械工業(情報通信機械工業を含む)では、端子、民生用電気機械器具、開閉制御装置などが上昇し、前月比4.0%の上昇となった。
食料品・たばこ工業では、その他の食料品、ミネラルウォーターなどが低下し、前月比9.9%の低下となった。
パルプ・紙・紙加工品工業では、板紙などが上昇し、前月比16.7%の上昇となった。
3.最近の動向
季節調整済指数では、前月比で生産は2か月連続で低下し、出荷は2か月ぶりに上昇し、在庫は8か月ぶりに低下した。
原指数では、前年同月比で生産は7か月連続で上昇し、出荷は6か月ぶりに低下し、在庫は17か月連続で上昇した。
鉱工業指数(平成22年=100)
|
季節調整済指数 |
対前月比 |
原指数 |
対前年同月比 |
102.4 |
-1.1% |
102.6 |
1.6% |
122.8 |
9.3% |
124.0 |
15.2% |
44.6 |
4.0% |
47.2 |
6.5% |
111.5 |
-9.9% |
118.6 |
2.1% |
88.6 |
16.7% |
60.2 |
-23.8% |
86.8 |
0.5% |
87.9 |
-0.1% |
175.1 |
-0.4% |
180.0 |
25.5% |