2016/05/19
緑黄色野菜や魚を中心に豆やごぼうなどの食物繊維、カルシウム、そしてビタミンDの多い食事が大腸がんの予防になります。逆に動物性脂肪、赤身肉や加工肉の摂り過ぎ、野菜の不足は大腸がんの危険因子となります。
2016/05/19
検査には特別な機材が必要なため、現在導入を検討中です。
2016/05/19
検査当日に飲む腸管洗浄液については、他の患者様からも味や量に対する声が同様に寄せられています。当院では、新しい腸管洗浄液を試みており、今年の7月から採用しました。新しいものはあとから水を飲むことができますし、量を減らすこともでき、味についても改善したとの声が聞かれています。
2016/05/19
希望しなくても、内視鏡検査でピロリ菌感染によると思われる胃潰瘍や慢性胃炎の所見があれば、ピロリ菌の診断のため検査を受けられてはどうか勧められると思います。
内視鏡検査は必須の検査ですので、まず内視鏡検査を受けて下さい。
2016/05/19
現在、日本で接種可能なワクチンは、サーバリックス(GSK社)とガーダシル(MSD社)の2種類です。どちらのワクチンも、HPV16型/18型に対する予防ワクチンですが、それ以外の型のハイリスク HPVにもある程度効果があります。子宮頸がんに対しては、約70%程度の予防効果があります。またガーダシルには、HPV6型/11型に対する予防効果も含まれます。これは、子宮頸がんではなく、尖圭コンジローマという良性の病変を予防するためのものです。
2016/05/19
近年、高校教育の中にも、子宮頸がんについての内容を取り入れられるようになってきました。早くからがんのリスクや対策を知っておくことは、子宮頸がんだけではなく、他のがんの予防にも大変役立つことであると思われます。
2016/05/19
男性も女性も、性交渉で感染します。性器だけではなく、口腔や手指なども感染源となりえます。 HPVは大変ありふれたウイルスであるため、性交渉経験がある人ならば、誰でも1度は感染する可能性があります。
2016/05/19
人間が病気にならないということは不可能と考えています。しかし、次の「がん予防12か条」のような生活をすれば、がんになる確率は減少します。また、がんとなっても早期なら治癒する確率が高いですので、生活習慣とともに検診習慣を確立させて毎年必ず検診を受けることを実行し、がんとなったら治療を受けることが大事です。
がんを防ぐための新12か条
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第1条 たばこは吸わない
第2条 他人のたばこの煙をできるだけ避ける
第3条 お酒はほどほどに
第4条 バランスのとれた食生活を
第5条 塩辛い食品は控えめに
第6条 野菜や果物は豊富に
第7条 適度に運動
第8条 適切な体重維持
第9条 ウイルスや細菌の感染予防と治療
第10条 定期的ながん検診を
第11条 身体の異常に気がついたら、すぐに受診を
第12条 正しいがん情報でがんを知ることから |
※インターネットで検索されるとさらに詳しい情報が得られます
2016/05/19
たばこの健康被害については多くの公共機関、民間機関で公表されていますが、まだまだ他国での「たばこは人を殺します」のような過激な文言ではありません。しかし、たばこを吸う人は健康被害を知らないのではなく、やめられないことの言い訳として「発がんの証拠が自分にはない」と言われるのではないでしょうか。
たばこ被害の具体的な例は、肺がん、心筋梗塞、脳梗塞などいくらでも例があります。今回の健康公開講座もそのような話題が満載でしたが、おそらく出席された方は非喫煙者の方が多く、喫煙者の方は少なかったのではないかと思います。ここに個人の問題があると思うのですが、検診受診率が20%と同じことです。
たばこの害の啓発は様々な場面で行われています。この啓発活動を国をあげてさらに推進していくとともに、個人がどれだけそのような啓発に目を向けることができるか、ということも問題でしょう。