鳥取県では、人口減少・少子高齢化の現在の状況下でも、住み慣れた地域で安心して暮らし続け、将来にわたって発展していくために、地方創生総合戦略「鳥取県元気づくり総合戦略」を策定するなどして、鳥取県の元気づくりを進めています。
この調査は、「鳥取県元気づくり総合戦略」に掲げる施策をはじめとした鳥取県政全般について、皆さんの関心や御意向・要望等を把握し、今後の県政推進の基礎資料として活かすため実施しました。
調査に御協力いただきました県民の皆様には御礼申し上げます。
ありがとうございました。
○調査名称 「鳥取県の県政に関する県民意識調査」について
○調査対象 県内全市町村の18歳以上の者
（※ただし、鳥取県中部地震のため倉吉市を除く）
○調査手法 住民基本台帳に基づく無作為抽出アンケート（郵送法）
○調査期間 平成２８年１０月２８日から１１月２５日まで
○依頼人数 ２，７４６名
○回答者数 １，３３４名（回収率 ４８．６％）
○設問
＜アンケート調査票 PDF 268KB＞
＜パーセントは各構成比率＞
○性別 男性（43.1％） 女性（54.9％） 無回答（不明)（2.0％）
○年齢構成 １０歳代（0.8％） ２０歳代（7.8％） ３０歳代（11.2％）
４０歳代（18.1％） ５０歳代（19.5％） ６０歳代（24.2％）
７０歳代（9.8％） ８０歳代（6.7％） 不明（1.8％）
（鳥取の住みやすさについて）
○ 鳥取県に対して誇りや愛着を持っている方が多く、また豊かな自然環境に恵まれ、治安も良く、住民も親切で住みやすさを感じている。しかし、生活の中では公共交通機関の整備が遅れているという意見もある。
（県政の個別施策に対する満足度と優先度について）
○ 鳥取県の施策は、『観光資源を活用した誘客』『自然環境の保存・活用』『安心して出産や子育てできる環境』『地域犯罪や交通事故などを抑制・防止』『健康を守り、医療体制を強化する』等の取組は満足度が高い。
○『農林水産・畜産業の担い手育成』『農業の活力増進』『中山間地域の安心と元気づくり』『若者の出会い、結婚応援』『働く場を確保する取組』『暮らしやすく、まちを元気にする取組』『県内交通の高速化』等の取組には不満度が高い。
〇 今後優先すべき施策として、『働く場を確保する取組』『住み続けたい・帰りたい鳥取県を創造』『安心して出産や子育てができる環境づくり』『中山間地域の安心と元気づくり』『農林水産・畜産業の担い手育成』『健康を守り、医療体制を強化する取組』『災害に強いまちづくり・防災意識啓発の取組』が上がっている。
（重点施策について）
○ 鳥取県人口の減少予測は、『知っていて関心がある』方が６割あり、今後の取組としては『雇用の場の創出の促進』『結婚や出産への支援、子育ての環境充実』『県内出身者のＵターン促進』が重要だと感じている。
○ 子育て施策については、出生率を上げるためには出産後の社会・職場への復帰への環境整備、保育料等の子育て世帯へ経済支援の強化を求めている。また、県の婚活支援事業に対しては肯定的な意見が多く、出会いや結婚は重要な問題であり、少子化対策にも繋がる取り組みと感じている。
○ 移住定住施策としては鳥取県の住みよさをアピールしながら、就職、起業、就農など仕事の確保が重要であると答えている。
○ 就業や雇用に関しては、『働く場の確保を強化すべき』と考え、今後は『農林水産・畜産業』『医療・介護福祉産業』等の産業分野が必要と感じている。
今回の結果を県庁内各部局で共有し、各種会議・審議会等での活用や、平成２９年度の事業実施の際に参考としていきます。さらに、施策の優先度や重要度が高いとの回答があった施策に関しては、今後「県政参画電子アンケート」などを用いながら、県民の皆さんの意識などを調査していく予定にしています。
また、来年度以降についても、今回同様のような県政施策に関しての無作為抽出アンケートを実施し、県民の皆さんが県政や総合戦略に係る施策に対してどのような認識や要望があるのか、また前回結果からどのように変化しているのかを継続的に調査します。
（次回の調査は平成２９年夏頃に実施をする予定です。）