セミといえば、夏を連想させますが、5月初旬に鳴く「ハルゼミ」という種類もいます。毎年5月頃になると、海と大地の自然館裏庭でも、その鳴き声を楽しむことができます。そのハルゼミの羽化の観察会を5月2日~6日に、通常、セミの羽化が見られる夜に開催しました。
寒さなど天候によって羽化の様子が観察できないこともあるため、今年は5夜連続で開催しました。
5月2日は羽化の観察はできませんでしたが、成虫を観察することができました。抜け殻も確認することができました。
5月3日、4日、5日とも、時間が遅くなりましたが、羽化する様子を観察することができました。5日は、なんと、木の上ではなく、木製ベンチの下で羽化している様子を発見!
観察中は、ライトの光や人の話し声などでも、羽化を妨げてしまうため、静かに見守ります。
今回の観察会では、夜ということもあり、じっくりと観察することができる半面、羽化の間は参加者を待たせしてしまうことが多く、様々なプログラムを用意するなどの課題が見つかりました。
ハルゼミの羽化は、まだ今月一杯続いております。昼間の松林に「ジーワ、ジーワ」と鳴いていたら、それがハルゼミですので耳を傾けてみてください。
参加者のみなさま、ご協力ありがとうございました。