今年は、城原海岸と熊井浜の2か所で計4日間開催する予定としていましたが、7月1日(城原海岸)、その予備日である7月9日とも、雷注意報が発令され、残念ながら開催中止となりました。しかしながら、天候に恵まれた7月15日(城原海岸)、7月2日及び7月16日(熊井浜)に開催することができました。
朝、岩美町立渚交流館で受付をした後、採集道具等を準備し、各観察地へ移動しました。太田学芸員の注意事項説明の後、みんなで海や潮だまりで生き物採集を行いました。親子で協力して泳ぐ魚を捕まえたり、初対面の子ども同士が協力して潮だまりでカニを追いかけ、ムラサキウニ、サザエ、マダコ、ウミウシ類、アメフラシ等多くの生き物を採取することができました。
その後、みんなで採取した生き物を透明な観察ケースに入れ、各自が持参したデジカメで写真撮影を行いました。動きのある被写体で、近接撮影のため、なかなかピントが合わず何度も撮影にトライする子どももいました。
一通り撮影が終了すると、採取した生き物を海にリリースしました。
渚交流館に戻り、午後は撮影した写真を使った図鑑作りを行いました。図鑑に収録する生き物の特徴を探し、名前を調べる作業は結構大変なようで、何度もスタッフに名前を聞きに来る子どももいました。
終了時間までに紐綴じの図鑑を完成させた子ども、家に帰ってもっとたくさんの生き物を収録したいと写真貼り付け用の台紙をリクエストする子どもなど、参加者全員満足していただいたようです。
本講座を実施するにあたり、いわみガイドクラブの皆様、鳥取大学学生ボランティアの皆様にご協力いただきました。ありがとうございました。