【解説】
江戸幕府は大名統制のひとつとして、領国配置にも気を配った。
1632(寛永9)年、岡山城主池田忠雄が死去すると、3歳で家督を継いだ池田光仲と、従兄で鳥取城主だった池田光政との間で国替えを命じた。
その後、光仲の子孫は12代、約240年間にわたって鳥取藩32万石を治めた。
【主な展示資料】
池田光仲肖像(複製) 初代鳥取藩主。徳川家康のひ孫にあたる。
将軍家の権力を背景に、重臣たちの力を押さえ、親政を行って藩政の基礎を固めた。
東照宮祭礼絵巻 光仲が日光東照宮から勧請した因州東照宮での祭礼行列を描いた絵巻。 毎年1回、御旅所までの御幸が行われた。
藩内では最も壮大な祭礼であった。