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昭和58年(1983)7月10日、北栄町米里で採集

歌詞

からす からす 勘三郎
親の恩を忘れるな
(伝承者:明治39年生)
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解説

  夕焼け空の彼方を、ねぐら目指してカラスたちが飛んで行く。そのような情景をうたった類の歌である。『古今童謡』でも「おばか家か焼けるやら 空のはらが赤いぞ」と空の夕焼けを火事で焼ける赤さに例えている。この連想の手法は近年の収録でも変わっていない。連想力もまた継承されているのである。江戸時代に鳥取藩士の野間義学の集めた『古今童謡』にも次のように採録されている。
   からす からす かめんじよ
   おばか家か焼けるやら 空のはらが赤いぞ
   早う行って水かけ 水かけ

  八頭郡若桜町大野でも、

  からす からす  勘三郎
 あっちの山は火事だ
 生まれたとこを忘れんな
(伝承者:大正5年生)



 とあり、鳥取市河原町国英山手でも、

   からす からす  勘三郎 オジの家が焼けよるぞ  早ういんで 水をかけ 肥をかけ  ホーイ ホイ(伝承者:明治35年生)


 このようになっており、全国的に同類はうたわれていたのである。


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