とっとり教育メルマガ-第150号
平成29年9月15日(金)
鳥取県教育委員会 http://www.pref.tottori.lg.jp/kyouiku
●心とからだ いきいきキャンペーン●
~はじめよう!明日につながる生活リズム~
【キャンペーンの6つの柱】
・しっかり朝食を食べよう ・じっくり本を読もう ・外で元気に遊ぼう
・たっぷり寝よう ・長時間テレビを見るのはやめよう ・服装を整えよう
http://www.pref.tottori.lg.jp/ikiiki/
【内容】
1 巻頭コラム 教育委員会委員 佐伯 啓子
2 県教委メッセージ むきばんだ史跡公園
3 イベント情報 むきばんだ史跡公園、船上山少年自然の家、
大山青年の家、社会教育課
1 巻頭コラム 教育委員会委員 佐伯 啓子
「じゆう劇場」(障がいのある人とない人が共に創る劇団)の「銀河鉄道の夜」を昨年鑑賞いたしました。以前からこの劇団については、報道等で少し知っていたのですが、公演に出かけたのは初めてでした。
小さな会場でしたので、すぐ目の前、手が届きそうな近さで、役者の方が演じられ、観客との一体感がある中で、演劇は進行していきました。初めのうちは、登場人物の設定や演じられる方々の動きの方に注目していて、車イスでの素早い動きに驚いたり、セリフを聞き取ろうとして、ストーリー全体の流れよりも個人に着目していたりと、少し心が離れているような感じだったのですが、しだいに演劇の中に引き込まれ、不思議な銀河鉄道の旅を一緒に体感しているようになっていったのです。
演出上の工夫なのか、主人公のジョバンニ役は途中で演者が交代されました。登場する人々のセリフは、たいへん多く、それらを全て覚え、役になりきって話すことは、もうそれだけでどんなに大変なことか、しかも感情移入して表現しなければなりません。自然体で演じておられ、観ている私たちの心の中に、すっとセリフが入っていき、物語の展開が待ち遠しくなる、それぐらいにセリフが演じる方の言葉になっていました。
「まことの幸い」という言葉が心に残りました。それぞれの人にとって「さいわい」の尺度は異なり「まこと」ということを考えるとき、容姿や成績等にとらわれがちな現代の風潮の中で、人として生きる上で大切にしていかなければいけないことを改めて考えるひとときになりました。
体が不自由な方は、自身が意図したとおりに動けないこともあるでしょうが、
全身全霊で演じておられ、観ている私たちに感動を与えてくださいました。
後日、「まことの幸いとは」と考えたり、宮沢賢治さんの原作を読んだりと、この演劇に触発を受けた私です。「雨ニモマケズ」は、東日本大震災以後、ヨーロッパで行われたチャリティーコンサート会場で朗読され、多くの観客が感動してこの詩を受け止められたことも、原作のあとがきで知りました。ひとつの演劇との出会いから、このように生き方について考えたり、読書へとつながったりしました。何よりも生き生きと演じられる姿が、輝いていたこと、演劇を通して人としての生き方にについて問いかけられていたこと、そういう「じゆう劇場」の皆さまの様子から、「人間っていいな、すごいな」と改めて強く思いました。
この「じゆう劇場」の皆さまが、フランスで公演されることが決まったということを、新聞報道で知りました。障がいの有無にかかわらず人として認め合い共に生きるという考え方は、欧米の方がすすんでいるように感じています。そのような環境にあるフランスで、「じゆう劇場」の皆さまが、演劇の公演を通して出会われる方々と交流されて、新たな刺激を受けられたり、思いを共有できる方々との豊かなひとときを過ごされたりすることは、何ものにも代えがたい貴重な体験になることでしょう。異文化に触れ感性を磨かれ、それぞれの演技や生き方に反映されることと思います。そのような皆さまの演劇にまた出会い、私自身も刺激を受け、自身を振り返る機会にできたらと考えています。
2 県教委メッセージ むきばんだ史跡公園
~気軽に弥生体験をしてみませんか~
妻木晩田遺跡は全国屈指の規模を誇る弥生時代の村の跡です。現在、妻木晩田遺跡は県立むきばんだ史跡公園として公開しています。復元された竪穴住居や高床倉庫が立ち並ぶ「弥生のムラ」や弥生時代の人々が利活用した樹木が残る「弥生の森」を散策することができ、2000年前に丘の上にあった村の風景を身近に感じていただけます。村の有力者が眠る墳丘墓がつくられた丘の先端からは美しい美保湾の景色も一望できます。広い園内を見学していただくため、無料でレンタサイクルも用意していますので、ご活用ください。また、むきばんだ史跡公園では年間を通して様々な講座やイベントを開催しています。その中でもオススメは、9月に行われるむきばんだムラ最大のお祭り「むきばんだまつり」です。楽しいステージイベント、美味しい古代食の提供、子ども達に大人気の魚のつかみどり、そして一番のメインはむきばんだまつり限定で県内外施設による古代体験ができることです!通常ならその施設に行かないとできない特別な古体験ばかりです。(体験によっては材料費や整理券が必要なものがあります)他にも、土・日・祝日に予約なしで弥生体験ができる「お気楽♪弥生気分!」を実施しています。いつでもお気軽にお越しください。(詳しくは下記のHPをご覧ください)
[HP] http://www.pref.tottori.lg.jp/mukibanda/
[問い合せ先]
〒689-3324 西伯郡大山町妻木1115-4
むきばんだ史跡公園
電話 0859-37-4000
FAX 0859-37-4001
E-mail mukibanda@pref.tottori.lg.jp
3 イベント情報
鳥取県教育委員会等が主催する、親子で楽しめるイベント等を紹介します。
多くの方のご参加をお待ちしています。
【むきばんだ史跡公園】
●むきばんだまつり
★予約不要★
期日:9月23日(土・祝)10時~15時30分
内容:秋の自然の恵みに感謝して行う、むきばんだ村最大のイベントです。
県内外からの特別古代体験やむきばんだの弥生体験を中心に、賑やかなステージイベントや古代食の提供など、この日だけの楽しくて、おいしい催しが盛りだくん!
ほかにも子どもに大人気の魚つかみどりや弥生バザールなども企画しています。
弥生時代の暮らしに思いを馳せながら秋の1日を楽しみませんか。
対象:どなたでもご参加いただけます。
参加費用:無料(体験の種類により材料費や整理券が必要になります)
申込:不要
●むきばんだ弥生のものづくり講座入門編「ガラス勾玉づくり」
★要予約★
期日:10月15日(日)10時~14時
内容:ガラスの粒を溶かして、カラフルな勾玉をつくります。
弥生時代のアクセサリー作りに挑戦してみませんか。
対象:大人1人と子供1人(小学4年生以上)のペア
定員:10組20名(先着順)
参加費用:1人400円(材料費)*1組800円
申込方法:ハガキ、ファクシミリ、電子メール、ホームページの応募フォームの
いずれかで申込み。申し込み時に、
1.郵便番号 2.住所 3.参加者全員の氏名(18歳未満は学年もしくは年齢を明記)4.電話番号(緊急時連絡用)5.「ガラス勾玉づくり 希望」と明記
募集期間:9月11日(月)~10月12日(木) *定員に達し次第、募集を締め切ります。
第12回 弥生の国邑写真コンクール
★募集★
期日:平成29年9月1日(金)~平成30年1月31日(水)
内容:今年も「弥生の国邑」をテーマにした写真コンクールを開催します。
むきばんだ史跡公園に甦った弥生の村は季節、時間、天候、イベント等によって様々な表情を見せてくれます。史跡公園での楽しい時間を写真に切り取って、「弥生の国邑」の魅力を新たに見つけてみませんか。
規定:作品は平成29年2月1日~平成30年1月31日にむきばんだ史跡公園を本人が撮影(撮影場所は史跡内外を問わない)した未発表のもの。
カラーまたは白黒プリントの4切り、ワイド4切り、半切、またはA4、A3、A3ノビサイズで単体写真もしくは組写真(2点まで)。合成写真は不可。
募集点数は制限しないが、入賞は1人1点。
被写体が人物の場合、応募前に本人に承諾を得たうえで応募すること。
入賞作品の著作権は、主催者に帰属する。
応募方法:郵送もしくは持ち込み
応募期間:平成29年9月1日(金)~平成30年1月31日(水)
その他詳細はホームページをご覧ください。
〔申込・問合せ先〕
むきばんだ史跡公園
〒689-3324 西伯郡大山町妻木1115-4
電話 0859-37-4000
FAX 0859-37-4001
E-mail mukibanda@pref.tottori.lg.jp
http://www.pref.tottori.lg.jp/mukibanda/
【船上山少年自然の家】
●ハートフルキャンプin船上山(不登校対策事業)
★要申込★
期日:10月12日(木)~13日(金)1泊2日
内容:船上山や近隣の農家で自然や人、動物とふれあう
対象:学校への登校が困難な小中学生、教育支援センターに通う小中学生、教育支援センター職員・保護者も可
定員:20名
参加費用:1人3,000円程度(食費・シーツ代・保険料など)
申込方法:船上山少年自然の家へ直接ご連絡いただくか、学校や教育支援センターを通してお申し込みください。
申込期間:9月28日(木)17時必着
〔申込・問合せ先〕
船上山少年自然の家
〒689-2525 東伯郡琴浦町山川807の2
電話 0858-55-7111
FAX 0858-55-7119
E-mail senjyozan_syounen@pref.tottori.lg.jp
http://www.pref.tottori.lg.jp/senjyozan/
【大山青年の家】
●どきどき自然塾
★要申込★
日時:(1)9月30日(土)9時から16時
(2)10月1日(日)9時から16時
内容:親子で協力して野外炊事やカヌーを体験
対象:(1)お母さんと一緒(2)お父さんと一緒
定員:(1)(2)各60名
参加費用:1人850円
申込方法:郵送 ※詳しくはホームページに掲載のチラシをご覧ください。
申込期間:9月15日(金)17時必着
●秋の感謝祭
大山の秋を感じながら、さまざまな自然体験を楽しみましょう。
日時:10月15日(日)午前10時から午後3時(午前9時から受付、整理券配布)
内容:バウムクーヘン作り、野外炊事、ポニー乗馬、自然散策、オリエンテーリング、青空ダンス教室、ドローンパイロット体験など
定員:なし
対象:どなたでもご参加いただけます。
申込:不要(前泊コースを除く)
参加費:無料(前泊コースを除く) ※コーナーによっては別途料金と整理券が必要
その他:前泊コースあり
(申込期限/9月29日(金)17時必着、定員/12 家族、費用/1人2,000円程度)
※詳しくはホームページをご覧ください。
〔申込・問合せ先〕
大山青年の家
〒689-3319 西伯郡大山町赤松明間原312 -1
電話 0859-53-8030
FAX 0859-53-8265
E-mail daisen_seinen@pref.tottori.lg.jp
http://www.pref.tottori.lg.jp/daisenseinen/
【社会教育課】
【応募締切りせまる!】本でつなぐわたしたちの未来プロジェクト2017~中学生ポップコンテスト
ポップを作って、憧れの人に会いに行こう。
中学生が憧れる職業に就く方が薦める本や、学校図書館や市町村図書館等にある本を読んで、ポップ形式で内容を紹介してもらう「中学生ポップコンテスト」。
今回、図書を推薦してくださったのは、シンガーソングライターの奈都子(なつこ)さんと、情報誌「さんいんキラリ」編集者の上野永輔(うえのえふ)さんです。
コンテストの優秀賞受賞者(推薦図書枠)は、推薦者に直接会って、推薦図書の魅力や、その職業に就いたきっかけ、その職業に就くためにどんな努力をしたのか、その仕事のやり甲斐などをインタビューすることができます。本を読むだけでなく、本を読むことが大人になった未来の自分にどう影響するのか、このインタビューを通して中学生の皆さんに体感してもらうことを目的としています。たくさんのご応募をお待ちしています!
募集期間:9月29日(金)まで
コンテストの詳細は、下記URLをご覧ください。
中学生ポップコンテスト http://www.pref.tottori.lg.jp/pop2017/
〔応募・問合せ先〕
鳥取県教育委員会事務局 社会教育課
〒680-8570 鳥取市東町1-271
電話 0857-26-7943
FAX 0857-26-8175
※選考過程についてはお答えできません
編集後記
今号では、佐伯教育委員に巻頭コラムをご寄稿いただきました。その時々の状況や環境、あるいは心の状態など、人によって「幸い」と感じる尺度は異なるでしょう。日々の生活の中で、身近にある、何気ない小さな幸せも見落とさず、大切にしていきたいですね。
鳥取県教育委員会事務局教育総務課
電話 0857-26-7926
FAX 0857-26-8185
東日本大震災で被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。
鳥取県は、被災された地域が一日も早く復興・復旧されることをお祈りしております。
http://www.pref.tottori.lg.jp/dd.aspx?menuid=154943
また、被災地の児童生徒の就学機会を確保するため、鳥取県でも転入学を受け付けています。
http://www.pref.tottori.lg.jp/dd.aspx?menuid=155040
このメールマガジンは、鳥取県教育委員会が推進する「心とからだ いきいき キャンペーン」が一層定着することと、さらに多くの方に知っていただくことを 目指して発行しています。
内容を充実したものとするため、ぜひ取組状況等お寄せいただきたくお願いいたします。
ご意見・ご感想をお待ちしています。
鳥取県教育委員会教育総務課総務企画担当kyouikusoumu@pref.tottori.lg.jp
バックナンバー http://www.pref.tottori.lg.jp/115319.htm
配信停止はこちらから http://www.pref.tottori.lg.jp/115548.htm