依存症とは
- 物質の使用や賭け事などの行為にのめり込んでしまい、人間関係がもつれるなど、ふだんの生活や仕事にいろいろと困難や苦しいことが起こっています。
- 自分でもおかしいと思っていてもその強い欲求に負けてしまいます。自分の意思や根性ではどうにもならず、その欲求にブレーキをかけることができません。
- ひとりの人に複数の依存症があること(クロスアディクション)もあります。
アルコール依存症とは
- 「これではいけない」と思っていながら、自分ではコントロールできず、お酒をやめることができなくなる病気です。
- アルコール依存症は、治療の必要な病気です。本人の意志が強いとか弱いとかではありません。
- アルコール依存症は、適切なサポートを受ければ回復可能な病気です。
- アルコール依存症からの回復は「断酒」しかありません。
- 1人で治療することは難しい病気ですので、病院での治療や自助グループへの参加が回復に効果的です。
ギャンブル等依存症とは
ギャンブル 等依存症とは、ギャンブル等にのめり込むことにより、日常生活又は社会生活に支障が生じている状態をいいます。(※ギャンブル等とは、パチンコやパチスロ、競馬、競艇、競輪、オートレース、その他の射幸行為を指します。)
例えば、ギャンブル等にのめり込むことで、このようなことが繰り返し起きます。
例)・借金や家計が立ちゆかなくなるなどのお金の問題が生じる
・ギャンブル等に行くことや行ったことを隠したり嘘をつく
・約束が守れない(例:帰宅時間を守れない、友人と旅行にいく約束をしたが、旅行資金が貯められずキャンセルする)
・夜遅くまでギャンブル等をしていることで、家事や子育てがおろそかになる
・仕事中にギャンブル等や借金返済のことばかり考え、仕事の能率が落ちる
・学業がおろそかとなり、卒業や進級に必要な単位を修得できない
・他の趣味への関心がなくなり、余暇活動のほとんどはギャンブル等になる
上記の問題は、ギャンブル等にのめり込む結果として起きてくる例です。
多くの場合、のめり込んでいるご本人も「このままではいけない」と思っており、「次こそは気をつけよう」と心に決めます。しかし、不本意ながら問題を繰り返してしまいます。