とっとり教育メルマガ-第162号
平成30年3月15日(木)
鳥取県教育委員会 http://www.pref.tottori.lg.jp/kyouiku
●心とからだ いきいきキャンペーン●
~はじめよう!明日につながる生活リズム~
【キャンペーンの6つの柱】
・しっかり朝食を食べよう ・じっくり本を読もう ・外で元気に遊ぼう
・たっぷり寝よう ・長時間テレビを見るのはやめよう ・服装を整えよう
http://www.pref.tottori.lg.jp/ikiiki/
【内容】
1 巻頭コラム 教育委員会委員 佐伯 啓子
2 県教委メッセージ 教育環境課
1 巻頭コラム 教育委員会委員 佐伯 啓子
今年の冬も雪の日が多く、昨年ほどではありませんでしたが、積雪もかなりありました。毎日のように雪が降り続き、大人は「ああ、また雪か」と憂鬱になったりします。子どもたちは雪を見ると心がうきうきして、雪遊びがしたくてたまらなくなり、休憩時間になるといそいそと校庭に出て行きます。その様子を見ると自然に笑みが浮かび、こちらも元気になりました。しかし、中には自分からすすんで外に出ようとしない子どももいます。クラスで話し合ってみんなでやる遊びを決めて、声をかけると出て行き、遊んでいるうちに生き生きとした表情に変わり、体を動かしたことで頬も赤くなって教室に戻って来ていました。
せっかく積雪のある地域に暮らしているのですから、冬のスポーツに親しむ機会を大切にしたいと思います。スキー教室の引率をしていましたが、さすがに子どもたちは上達も早く、初めて経験する児童も、滑る、止まる、曲がるができるようになって、冬山でのスポーツを全身で楽しんでいました。5年生にとってスキーを担いで、スキー靴の袋を持ってスキー場まで歩くのはたいへんでした。中には早々に音を上げそうになる子どももいて、何度も声をかけ励ましていると、クラスの元気のよい男子が「持ってあげる」と自分から助力を申し出てくれ、弱音を吐いていた子どもも何とか頑張って歩くことができました。スキーを楽しむだけでなく、学級の友だちとの関係を深めたり、教室では見られない子どものよい面に改めて気付かされたりした行事でした。
雪の日は、車での迎えが多くなりがちですが、友だちと話をしながら雪道を歩くのも子どもにとって良い経験になります。雪で溝がわからない、街路樹から雪が落ちてくる、道路幅が狭くなっていて車の行き違いに気を付けなくてはならない等、危険予知を学ぶとともに、脚力もつきます。
鳥取県の児童生徒の体力・運動能力調査の結果から日常的に継続して運動に親しむ習慣を身につけることの大切さを、改めて感じました。幼児期や学童期の子どもたちの遊びは、心身の健やかな成長に欠かせません。できるだけ様々な遊びの機会が得られるように配慮されていることとは思いますが、子どもたちは好きな遊びに偏る傾向がありますので、季節や行事、体育の学習などと関連して、遊びの提案をしていただきたいと願っています。中高生になると、本人の興味関心等から運動量は二極化傾向になります。成人してからの長い人生、自己の健康に関心をもち、体力の維持増進に、また精神のリフレッシュのために、運動に親しむ習慣が求められます。その素地を幼少期から培っていきたいと思います。最近はゲーム機やスマホでの友だちとは関わらない遊びの時間が多くなっているようにも感じています。人と関わりながら体を動かす遊びを体験できるように、子どもたちに関わる大人が、心していきたいと思っています。
2 県教委メッセージ 教育環境課
鳥取県教育委員会では、県立学校で学ぶ児童・生徒のみなさんに、安全に安心して授業に集中し、学校生活を快適に過ごしていただけるよう、施設・設備の整備に取り組んでいます。
校舎や体育館の耐震化については、平成17年度から計画的に取組んできたところですが、平成29年度で全県立学校の耐震化率が100%となり、最低限の安全を確保することができました。
全国の公立高校において、普通教室の全室にエアコンを整備しているのは、東京都、京都府、大阪府、高知県、沖縄県、そして鳥取県のみになりますが、本県のエアコンは平成16年度から19年度にかけて整備されたものであり、相当の年数が経過してきましたので、機器の劣化状態を調査して、更新の準備を進めていきます。
トイレについては、老朽化による臭いなど環境が悪くなっているところが多くなってきました。また、家庭や他の公共施設等では洋式トイレが一般的になってきていることから、老朽化している和式トイレを、洋式トイレに改修していきたいと考えています。
その他にも様々な施設・設備の整備を行っているところですが、引き続き、県立学校で学ぶ児童・生徒のより良い教育環境づくりを進めていきたいと思います。
〔問合せ先〕
鳥取県教育委員会教育環境課
電話 0857-26-7945
FAX 0857-26-8195
編集後記
ぽかぽかと暖かい陽気の日が多くなり、桜の開花も待ち遠しい時期です。草木の芽吹きや、越冬から目覚めた昆虫たち・・・。子どもたちと散歩をしながら、春の訪れを探してみるのも楽しいかもしれませんね。
鳥取県教育委員会事務局教育総務課
電話 0857-26-7926
FAX 0857-26-8185
東日本大震災で被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。
鳥取県は、被災された地域が一日も早く復興・復旧されることをお祈りしております。
http://www.pref.tottori.lg.jp/dd.aspx?menuid=154943
また、被災地の児童生徒の就学機会を確保するため、鳥取県でも転入学を 受け付けています。
http://www.pref.tottori.lg.jp/dd.aspx?menuid=155040
鳥取県の教育情報を発信する広報誌「教育だより「とっとり夢ひろば!」」を発行しています。ぜひご覧ください。
http://www.pref.tottori.lg.jp/dd.aspx?menuid=64216
このメールマガジンは、鳥取県教育委員会が推進する「心とからだ いきいき キャンペーン」が一層定着することと、さらに多くの方に知っていただくことを目指して発行しています。
内容を充実したものとするため、ぜひ取組状況等お寄せいただきたく お願いいたします。
ご意見・ご感想をお待ちしています。
鳥取県教育委員会教育総務課総務企画担当 kyouikusoumu@pref.tottori.lg.jp
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