特定外来生物オオキンケイギク

特定外来生物であるオオキンケイギクは、強い繁殖力を持ち、地域固有の在来種の繁殖を脅かしています。鳥取県では、皆様の協力を得て、オオキンケイギクの駆除活動を行っています。また、東部地区では鳥取市や国土交通省、自然保護団体等の協力を得て実施してきました。

特定外来生物 オオキンケイギク について

「オオキンケイギク」とは?

 オオキンケイギクは、北米原産のキク科多年生草本です。
 県内では河川敷や道路沿いに群生しており、全長50cm程度のコスモスに似た黄色い花を咲かせます。繁殖力が強いことが特徴です。

オオキンケイギクの写真


駆除しなければならない理由

 地域固有の在来種の繁殖を脅かし、駆逐してしまうおそれがあるからです。
 厳しい環境条件にもよく耐え、強い繁殖力を持つオオキンケイギクが、カワラサイコやカワラナデシコ等の地域固有の在来種を駆逐する事例が国内各地で発生しています。このことから、外来生物法により特定外来生物に指定されています。
 オオキンケイギクは可憐な花であり、生産活動等に対する直接的な被害が確認されていないこともあって、刈り取ることにためらいや反発があり、除草が進まず、本県でも道路沿いや河川敷、法面(のりめん)などで急速に拡大しています。
 県では、道路・河川管理者や市町村、自然保護ボランティアの皆様と協力して、オオキンケイギクの防除を進めたいと考えています。


【参考】
 外来生物防除(緑豊かな自然課ホームページ)
 

  

特定外来生物オオキンケイギク防除のためのリーフレット

鳥取県では、特定外来生物であるオオキンケイギクの防除を進めるために普及啓発用のリーフレットを作成しましたので、防除を進める際の参考として活用してください。

特定外来生物オオキンケイギクを刈り取ろう!(PDFファイル;2.47MB)
  

オオキンケイギク駆除活動

県では、道路・河川管理者や市町村、自然保護ボランティアの皆様と協力して、オオキンケイギクの防除を進めでおります。ここではその活動の一部を紹介します。
  

令和3年度オオキンケイギク駆除活動

令和3年6月5日(土)に参加団体や参加者を限定し、体調不良の方は欠席をするよう調整して駆除活動を実施しました。

作業開始前にマスク着用やフィジカルディスタンスを開けることを確認し、スタッフを含め総勢42名で約1時間作業し、花がついた個体だけでなく若い個体も積極的に駆除を行い、計120kgのオオキンケイギクを処分することができました。

【国道29号線から環境大方面への分岐点入り口】

(作業前)草丈の高い植物に隠れており、写真で感じる以上に多くの個体が生育していました。

オオキンケイギク 花付き 作業前

(作業後)花付きの個体は見えなくなりました。

オオキンケイギク 花付き 作業後

【若葉台野球場近く】

(作業前)靴ベラ状の黄緑色の草がオオキンケイギク

オオキンケイギク 若い個体 作業前

(作業後)イネ科等の植物を残しオオキンケイギクを除去しました。

オオキンケイギク 若い個体 作業後

  

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お問い合わせ先

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 【電話】0857-26-7978
  

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