防災・危機管理情報


感染症対策センター

梅毒とは

梅毒とは、性的な接触などによってうつる感染症です。感染すると全身にさまざまな症状が現れます。

症状と経過

 ★感染後約3週間 

 感染が起きた部位(主に陰部、口唇部、口腔内、肛門等)にしこりができることがあります。また、股の付け根の部分(鼠けい部)のリンパ節が腫れることもあります。痛みがないことも多く、治療をしなくても症状は自然に軽快します。
 しかし、体内から病原体がいなくなったわけではなく、ほかの人にうつす可能性もあります。感染した可能性がある場合には、この時期に梅毒の検査を受けられることをお勧めします。

★感染後数か月

 治療をしないで3か月以上を経過すると、病原体が血液によって全身に運ばれ、手のひら、足の裏、体全体にうっすらと赤い発疹が出ることがあります。小さなバラに似ていることから「バラ疹(ばらしん)」と呼ばれています。
 発疹は治療をしなくても数週間以内に消える場合があり、また、再発を繰り返すこともあります。しかし、抗菌薬で治療しない限り、病原菌(梅毒トレポネーマ)は体内に残っており、梅毒が治ったわけではありません。
 アレルギー、風しん、麻しん等に間違えられることもあります。この時期に適切な治療を受けられなかった場合、数年後に複数の臓器に病変が生じ、場合によっては死亡にいたることもあります。

★感染後数年

 感染後数年を経過すると、皮膚や筋肉、骨などにゴムのような腫瘍(ゴム種)が発生することがあります。また、心臓、血管、脳などの複数の臓器に病変が生じ、場合によっては死に至ることもあります。
 現在では、比較的早期から治療を開始する例が多く、抗菌薬が有効であることから、ここまで進行することはほとんどありません。

★その他

 また、妊婦の感染は早産や死産、胎児の重篤な異常につながる可能性があります。

感染経路

主な感染経路は、感染部位と粘膜や皮膚の直接の接触です。具体的には、性器と性器、性器と肛門(アナルセックス)、性器と口の接触(オーラルセックス)等が原因となります。

予防方法

 感染部位と粘膜や皮膚が直接触れないように、コンドームを使用することが勧められます。ただし、コンドームに覆われていない部分の皮膚などでも感染が起こる可能性があるため、皮膚や粘膜に異常があった場合は性的な接触を控え、早めに医療機関を受診して相談しましょう。

治療方法

 一般的には、外来で処方された抗菌薬を内服することで治療します。
 医師が治療を終了とするまでは、処方された薬は確実に飲みましょう。また、性交渉等の感染拡大につながる行為は、医師が安全と判断するまでは控えましょう。
 また、周囲で感染の可能性がある方(パートナー等)と一緒に検査を行い、必要に応じて、一緒に治療を行うことが重要です。

一度かかったら、もうかからない?

 完治しても感染することがありますので、感染の予防を行いましょう。

気になるときは検査を受けましょう!

梅毒に感染しているかどうかは症状だけでは判断できません。
気になるときは、最寄りの保健所や医療機関に相談し、検査を受けましょう。

保健所では無料・匿名で検査を実施しています。 

 保健所

検査日時

予約・相談窓口

 鳥取市保健所
(鳥取市富安)

 第2・4月曜日 : 午後1時30分~3時30分

(祝日の場合、翌日実施)

 
0857-30-8533
(要予約) 
 倉吉保健所
(倉吉市東巌城町)

 第1・3水曜日 : 午後1時30分~2時30分

 
 0858-23-31450858-23-3145
(要予約)
 米子保健所
(米子市東福原)

第2・4・5火曜日 : 午後1時30分~3時30分

 
 0859-31-93170859-31-9317
(要予約)

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