1.医療安全対策室
患者・家族の皆さんが安心して安全な医療を受けられるよう医療安全の推進に取り組んでいます。そのため職員が安心して安全な医療・看護を提供できる体制を整えるよう活動しています。
2.医療安全管理のための体制
良質な医療を提供するために、医療法第6条の10及び新省令第1条の11の規定に基づき、以下の医療の安全管理のための体制を掲げる。
(平成19年3月30日 厚生労働省よりの通知に基づく)
1)安全管理の柱
(1)医療安全対策 (2)感染防止対策 (3)医薬品管理
(4)医療機器管理 (5)放射線管理 (6)集中治療管理
2)各部門の安全管理責任者
院長の指示のもとに、以下の安全管理責任者を置く
(1)医療安全対策・・・・医療安全対策室 副室長
(2)感染防止対策・・・・感染防止対策室 感染管理担当看護師長
(3)医薬品管理・・・・・薬剤部長
(4)医療機器管理・・・・臨床工学室長
(5)医療放射線管理・・・放射線科部長
(6)集中治療管理・・・・救命救急センター長、HCU長、新生児室長
3)指針等の構成
<具体的な運用は各部署の業務手順に沿って行う>
3.医療安全対策に関わる組織図
4.医療安全対策フロー図(インシデント・アクシデントレポートの流れ)
(インシデント・アクシデントレポートの流れ)
インシデント・アクシデントレポートの影響レベルの判断基準
分類
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レベル
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内容
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インシデント |
LV0 |
間違ったことが実施される前に気づいた |
LV1 |
間違ったことが実施されたが、患者さんに影響なかった |
LV2 |
間違ったことが実施され、観察や検査が必要になったが治療は必要なかった |
LV3a |
軽微な治療や処置が必要となった(消毒、湿布、鎮痛剤投与、皮膚縫合など) |
アクシデント |
LV3b |
濃厚な治療や処置が必要となった
(呼吸器装着、骨折、手術、入院期間の延長、外来患者の入院) |
LV4 |
事故により傷害が長期にわたって続く場合 |
LV5 |
事故が死因となった |
5.患者・家族の皆さんへのご案内
当院では、安心して医療を受けていただくために、患者・家族の皆さんにも医療安全の推進に参加していただき、取り組んでいきたいと考えております。皆さんのご理解とご協力をお願い致します。
1)患者・家族の皆さん自身も確認を
注射や検査が実施される時、院外処方箋や各種書類を渡される時に、氏名、実施内容などご自身での確認もお願い致します。
2)患者間違いを防ぐために
当院では、ご本人であることを確認するために、様々な場面で「お名前」や「生年月日」をお聞きします。
また、入院されましたら、リストバンドを装着していただきます。手術、検査、注射、処置などを行う時にリストバンドと電子カルテによる本人確認をさせていただきます。
3)安全に手術を受けていただくために
手術室では「手術安全チェックリスト」を使用しています。医師・看護師等が、麻酔前、執刀前、帰室前の3つの場面で手術について確認を行います。
また、手術部位の皮膚に目印を付ける等、部位誤認を防止しています。ご協力をお願い致します。
4)転倒・転落事故防止のために
病院での入院環境は、住みなれた家庭環境とは異なります。環境の変化に加え、病気やケガによる体力低下や運動機能の低下などにより、思いがけない転倒やベッドなどからの転落の危険性があります。転倒・転落により入院期間が延長することは患者・家族の皆さんにとってつらいことです。
必要に応じてベッドの工夫、ベッド柵の使用、離床センサーの使用などの危険防止策をさせていただくことがあります。転倒・転落防止にご協力をお願い致します。
5)患者支援センター
医療上の様々な疑問やご相談に応じるため、総合相談窓口を設置しています。特に医療安全上のご相談については医療安全相談窓口を設けています。
<総合相談窓口>
- 医療福祉相談
- がん相談
- 高額療養費相談
- 医療費支払相談
- 医療安全相談 → 医療安全対策室が担当します
- ご意見・苦情
場所 : 患者支援センター(2階)
日時 : 月曜日~金曜日(祝日は除く)
8時30分~16時30分
※夜間・休日は、最寄りの看護師又は救急外来の看護師へご連絡ください。