がん患者・家族サロンの目的と機能
当院では、がん患者およびその家族に対して、精神面を中心としたサポートの充実を目的に「サロン あおぞら」を開設しています。
がん患者サロンを知っていますか?
がん患者サロンは「患者や家族同士で気軽に不安や悩みを語り合い、元気になれるような場が病院の中にあったらいいな」という患者さんの‘声’から生まれました。
同じがんという病気の経験をした方が病気のことを気軽に本音で語り合える交流の場です。鳥取県では全てのがん診療連携拠点病院に設置されており、多くの方が利用されています。
がんサロンに参加することのメリットは?
- 悩んでいるのは自分一人ではないことに気づくことで気持ちが楽になることも有ります。ほかの患者さんの体験談を聞くことで、悩みを解決するヒントを得たり、問題とのつきあいかたを学んだりできます
- 病気の体験を人に話すことにより、自分の気持ちが整理できます
- 自分の体験がほかの患者さんや家族を支援するちからになることを体験できます
どんな人が参加しているの?
がんサロンの主役は、がんの体験をされた患者さんとそのご家族です。
参加される方も幅広く、どの種類のがんにかかられた方でも、ご参加いただくことが可能です。
がんの疑いの方から、がんと告知されて間もない方、がんの治療中の方、がん治療は終了して経過観察中の方などこれまでにも様々な方が参加されています。
当院で療養中の患者さん以外でも参加いただくことが可能です。
医療スタッフのサロンへの関わり
毎月1度実施している定例会の際には、がんの専門相談員(がん看護専門看護師、緩和ケア認定看護師、臨床心理士など)も必ず一緒にサロンに参加します。
患者さん同士の話の中では少し難しいような医療情報も、出来る限りその場で疑問を解消できるようにお手伝いしています。
定例会の開催予定
原則、月に1回第4火曜日の午後2時~4時の間に定例会を開催しています。