河北博物院と当館は1988年6月に友好交流館の協定締結し、以来毎年の相互訪問を通じて交流事業を進めています。2016年は、8月29日から9月2日までの滞在となりました。
河北省博物院 羅向軍院長と鳥取県教育委員会田中次長との交流の様子
今回の訪問では、今年11月に開催される鳥取県・河北省交流30周年記念パネル展の進捗や、平成30年度の鳥取県立博物館・河北省博物院交流20周年記念事業について協議が行われました。
また、当館派遣団は河北省博物院を視察し、石家荘(せっかそう)市内の児童を対象として、ワークショップ「因州和紙を使って和綴本(わとじぼん)を作ろう」を行いました。和綴本とは、糸でとじた本のことです。学芸員が鳥取県の特産品である和紙について説明し、児童たちは実際に因州和紙で和綴本を制作しました。その後、児童による詩吟や、年賀のワークショップが博物院職員によって行われ、博物館派遣団もワークショップに参加しました。
当館学芸員による和綴本制作の手順を熱心に聞く生徒たち
和綴本の表紙に取り組む石家荘の児童たち