野中先生の体験談:
私は2013年から2年間、鳥取県立中央病院で初期研修をさせていだきました。現在は、鳥取大学神経内科で後期研修をしております。
初期研修の2年間のうち、3ヶ月間を神経内科で学びました。その間、指導医の先生方のご指導の下、積極的に診療に関わらせていただき、脳卒中だけではなく変性疾患、脱随性疾患、炎症性疾患、筋疾患、末梢神経障害と幅広い疾患を経験することができました。また、日々の診療以外にも学会発表の機会を頂いたりと、research mindを持ち続けることの重要性を学びました。
鳥取県立中央病院の特徴としては、鳥取県東部地区の中核病院として、common diseaseから稀な疾患まで幅広い症例を経験できること、また他科や多職種との垣根が低く、カンファレンスや勉強会などが活発で、チーム医療を実践しやすい点があげられるかと思います。
このような環境で尊敬できる先生方と巡り会い、診療技術のみならず、患者さんへの関わり方、医師としての心構えを教えていただきました。この経験が今後の医師人生の大きな糧になったと感じます。
最後になりましたが、超高齢社会の日本において、神経内科は今後さらに重要性の増す分野ではないかと思います。若い先生方と共に切磋琢磨できることを心待ちにしております。