2011年4月より。2003年鳥取大学卒。鳥取大学で初期研修。済生会境港総合病院、島根県立中央病院、鳥取大学病院を経て現所属。2007年4月から 2010年3月まで東京都健康長寿医療センターにて神経病理学研究。学位取得。資格:内科認定医、神経内科専門医、厚生労働省死体解剖資格。

足立先生の自己紹介:

私は2011年4月より当院で1年間勤務させて頂き、週2回の外来、救急当番などを担当しました。当院は脳卒中をはじめとする神経救急病院としての役割と、頭痛、しびれ、認知症、パーキンソン病などの神経疾患を的確に診断、治療介入する2つの役割を担っています。このように神経内科の特徴は、急性期から慢性期までを担っている点にあります。
例えば脳卒中診療に関しては、慢性期を見据えた上での急性期治療あるいはリハビリ介入、他職種あるいは転院先病院とのカンファレンスをとおしての振り返りを行い、患者さんの将来を見据えた治療を行っていきます。とある有名な神経内科の先生はこうおっしゃっていました。「私は 患者さんを永く診られるので神経内科を選んでよかった」と。つまり、神経内科は、患者さんの生活面、退院後のこと、療養先でのことなどを総合的に看ていくことのできる魅力ある診療科であると考えています。初期研修が終わった皆様はよくわかると思いますが、医療は1対1対応ではありません。1つの原因があって1つの結果があるわけではありませんし、治療で患者さんのすべての苦痛を取り除くことができるわけではありません。多くの方は身体的あるいは精神的苦痛 とともに生きて行かねばなりません。それを支えるのが神経内科医の仕事です。
当院は他科医師およびコメディカルスタッフとのコミュニケーションがとりやすい規模の病院であり、理想的なチーム医療が実践できると思います。かつ、神経内科としては脳外科医、神経放射線科医との連携が非常に密であり、神経内科内でのディスカッションも盛んであり、神経内科専門医研修として十分な勉強ができることと思います。当科のポリシーにありますとおり、一人一人の患者さんを大事にして学んでいける当院は、後期臨床研修病院としてふさわしい病院です。是非当院で一緒に臨床神経学を学んでいきませんか?

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