島根の中世城館を紹介する企画展を開催！

企画展示「中国地方の中世城館展」の後期展示として、島根県の山城をご紹介する「島根の中世城館」を開催します。

今回の展示では島根県内で城の大部分が調査された大田市静間城跡と浜田市普源田砦跡の調査成果や出土品を展示するとともに、出雲を拠点に中国地方の大半を治め、因幡、伯耆にも大きな影響を及ぼした尼子氏の本拠地である富田城跡についてもご紹介します。

ぜひ、足をお運びください。

おもな展示内容

○大田市静間城跡

平成２８年度に国道９号の改良工事に伴って発掘調査が行われ、戦国時代前半における居館を兼ねた山城の様子が明らかになりました。

展示：出土陶磁器、土器、碁石

○浜田市普源田砦跡

国道９号の改良工事に伴い、平成３０年度に発掘調査され、丘陵上で高低差が５mある大規模な堀切や広範囲につくられた竪堀、建物跡などが見つかり、遺物も多く出土しています。

城全体を発掘調査した事例は稀で、曲輪での生活や防御施設の規模や配置など、小規模城郭の認識を改める発見です。

○安来市富田城

昭和５２年から史跡整備に伴い、発掘調査が継続的に行われ、尼子氏以降の中近世の山城の様子が明らかになってきています。

展示：出土陶磁器、土師器

会期中の令和元年１０月１９日（土）には普源田砦跡の発掘調査成果をご紹介する「鳥取まいぶん講座第７回」もございますので、あわせてご参加ください。

静間城跡を北上空からみた写真（島根県埋蔵文化財調査センター提供）

普源田砦跡を北西上空からみた写真（島根県埋蔵文化財調査センター提供）

会場

鳥取県埋蔵文化財センター

会期

令和元年１０月４日（金）から１０月２５日（金）まで

休館日

土曜日、日曜日、祝日（特別開館日を除く）

特別開館日

１０月５日（土）、１９日（土）

開館時間

平日：午前９時から午後５時まで

特別開館日：午後１時から午後５時まで

入館料

無料