令和元年10月、韓国国立春川博物館において友好交流を行ってまいりました。
当館は韓国江原道の国立春川博物館との間で2010年度に友好交流館の協定締結以来、毎年相互訪問を実施して交流を行っています。2019年度は10月9日から13日まで当館職員3名が訪韓して韓国江原道の国立春川博物館等を訪問し、交流協議を行いました。国立春川博物館では館長をはじめ職員の温かい歓迎を受けたのち、お互いの取り組み等について意見交換を行いました。
また、昨年度春川博物館が実施して韓国国内で高い評価を得た五百羅漢像の企画展についての紹介等があり、展示室の床にコケの植栽を施すといった斬新な展示手法等に一同驚いた次第です。協議の結果、来年度は春川博物館側が当館を訪問する等、今後も交流事業を継続することで意見が一致しました。(右上写真:春川博物館の外観)
その後、春川博物館職員により館内を案内していただいたほか、イ・サンウォン美術館や陽口白磁博物館等の江原道内にある他の展示施設も案内していただきました。
江原道訪問後は、県立美術館開設の参考とするため、ソウル市内のアラリオミュージアムやリウム現代美術館、国立中央博物館等の視察を行いました。素晴らしいコレクションもさることながら、建物自体も個性的な作品であり、展示手法なども含めて大いに今後の参考となるものでした。
(春川博物館職員との記念写真)