令和4年11月19日(土)に、伯耆町立岸本中学校にて、「人権学習講師派遣事業」を活用した「拉致問題人権学習会」が行われました。当日は、岸本中学校全校生徒と保護者が体育館に集まり、拉致問題について学習しました。
内容:(1)人権について(鳥取県教育委員会事務局人権教育課)
(2)拉致問題啓発DVD アニメ「めぐみ」視聴
(3)拉致問題の概要説明(鳥取県総務部人権局人権・同和対策課)
(4)講演「拉致被害者の人権、家族の思い」
講師:松本 孟さん(米子市出身の拉致被害者 松本京子さんの兄)
<講演会の様子>
参加された生徒及び保護者の方々は、熱心に「人権」と「拉致問題」について学習していました。生徒の振り返りの一部を紹介します。
●アニメを視聴して、最初にペアで話した食べ物や住居、その他のたくさんの人権が無い生活はとても苦しく辛く、こわいものだと感じました。拉致された方が一番苦しんでいるのだろうけれど、その家族の気持ちになるととても辛かったです。他の人の人権を奪う行動をする人はなんでそんなことをするのか、許せませんでした。まわりの人の人権を絶対に否定しないように生きていきたいです。
●今まで拉致被害者の問題について知りませんでした。でも、松本さんの講演会を聞いて意識が変わりました。こんなに身近な問題だったという事実に驚きました。自分の幸福がいきなり奪われて、まったく知らない所で生活することを考えると、拉致された方々が一刻も早く帰国してほしいという気持ちになりました。
●拉致問題は人権を侵害する大きな問題だと感じました。一人だけではこの問題は解決できないかもしれないけど、国が動くことで解決の糸口をつかむことができるとも思いました。なかなかすぐには解決しないので、難しく苦しい問題だとも思いました。一人だけでは解決できないけど、一人ひとりの力がなければ輪が広がっていかないし、国も動かないので、一人ひとりの取組で解決に向かっていかなければならないと思いました。
●今まで拉致被害のことをずっと遠くに感じていた問題でしたが、実際は、この鳥取県内でも発生していて、今もまだ解決していなくて、救助を待っていたり、帰りを待っていたりする人がいることを知ってとても驚きました。そして、自分自身が拉致問題をどこか勘違いしていたように、まだまだ知らないことや知ったつもりになっているだけのことがたくさんあるのかなと思ったので、すべてを知ることは難しいと思うけれど、学習していきたいと思いました。今日の講演会をとおして大切なことを考えられました。ありがとうございました。
令和4年11月7日(月)に、倉吉市立灘手小学校で、障がい者スポーツ(車いすバスケットボール)体験教室が行われました。
まずはじめに、講師の福永さんからユニバーサルデザインについてのお話を聞きました。「障がいって何だろう?」「心のユニバーサルデザインって何だろう?」と児童に問いかけられました。この後、児童は車いすバスケットボールを体験する中で、その回答を自分なりに考えていきました。
最後の感想で、ある児童が「車いすバスケを体験して、車いすの人にとって車いすが大切な足であることがよくわかりました」と伝えてくれました。
学習会終了後は、みんなで車いすの片づけを手伝いました。
この後、この学習会は総合的な学習の時間に繋がっていきます。
令和4年10月5日(水)に、鳥取市立浜村小学校で、障がい者スポーツ(ボッチャ)体験教室が行われました。この体験教室は、障がいの有無にかかわらず誰もがスポーツの素晴らしさやパラスポーツ競技の魅力を感じることにより、人と人とのコミュニケーション、相手の立場に立った行動を身に付けるなど、共生社会の実現へ向けた児童の人権意識の向上を目的としているものです。
当日は、鳥取県ボッチャ協会の方々から説明を聞き、その後、グループに分かれてボッチャ体験を行いました。児童は、お互いに声をかけあいながら作戦を立てたり、励まし合ったりするなど、お互いを尊重し合う雰囲気の中で、楽しそうにボッチャ体験を行っていました。最後には、とちぎ国体に出場された上野柊斗選手と代表児童がボッチャ対決を行い、白熱した戦いが繰り広げられました。
また、体験教室が実施された体育館の壁面には、児童が事前学習で取り組んだボッチャについての調べ学習の成果が掲示されていました。県ボッチャ協会の方々もそのまとめた内容や表現についてとても褒めておられました。このような事前学習もあり、当日の体験教室はとても充実したものとなりました。
令和4年7月5日(火)倉吉市立上灘小学校で、男女共同参画社会に係る学習会が行われました。
この学習会は、若い世代がこれからのライフプランを考える一助となるよう、女性の少ない職種に就かれている女性を講師としてお招きし、現在の仕事内容とその魅力、女性の視点から見た職場環境等についてお話ししていただくものです。
上灘小では1級建築士の方とタクシードライバーの方をお招きし、この仕事を選んだきっかけや、やりがい、家族のことなど色々なお話しをしていただきました。児童は、メモをとりながら熱心に話を聞き、質問タイムにはたくさんの質問が出され、充実した学習会になりました。