福井 貞子 (ふくい さだこ) 昭和7年(1932年)~ 染織家。絣研究家。絣蒐集家。鳥取県東伯郡赤碕町(現・琴浦町)生まれ。昭和27年(1952年)に結婚後、大姑から倉吉絣の手解きを受け、地元の織り手であった女性たちから聞き書きし記録しました。日本女子大学(通信学部)家政学科を卒業し倉吉北高等学校教諭となり、校内併設の絣研究室の主事に就任。倉吉絣保存会の設立に参画した後、会長(後に顧問)として、絣復興や後進の指導に尽力しました。在職中から『木綿口伝』等の優れた著書を発表し、退職後も絣研究・蒐集、後継者育成、展示や体験を通じた国際交流をするとともに、絣制作に励み、作品は伝統工芸の分野で多数の受賞歴があります。平成17年(2005年)に第25回伝統文化ポーラ賞で地域賞、平成23年度(2011年度)地域文化功労者文部科学大臣賞を受賞。平成17年(2005年)に県の無形文化財「絣」保持者に指定。平成18年(2006年)県文化功労賞受賞。
作品:手紡絣「山桃」
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