2020 年10 月25 日(日)、今年も講座「地面の下を調べてみよう」を開催しました。
朝から青空が広がり、とても良い天気でした。
講師にお招きしたのは「中国地質調査業協会鳥取支部」の方々で、普段は道路や建物を作るときに地盤を調べるお仕事をされています。
地面の下を調べるプロ集団ですね!
今回は地元岩美町内や、米子市や広島県といった遠方から13名の方にご参加いただきました。
前半は、岩美町の又助池(またすけいけ)で機械や道具を使って地面の下のものを採取する方法を教えていただきました。
ハンマードリルや試料採取器具などの重さを実際に体験しました。
お、重い!
およそ2m下まで掘削した結果、地表から1mほど下に地下水があることが分かりました。
簡易試料採取機ホルカによる採取状況を見学しました。
ハンドオーガーボーリングという、人力で地面を掘る方法を体験。みんなで協力して1.2mの深さまで掘りました。
後半は、岩美町立渚交流館にて、土についてや、岩美町の大地の成り立ちなどについて解説をいただいた後に、「砂粒スケール」を作成しました。これで「礫」、「砂」、「シルト」の大きさが分かります。
昼休憩を挟んで、午後は機械や人力で採取した又助池の土を観察しました。講師の方々が観察の方法を丁寧に教えてくださったおかげで、土の粒の大きさを触って確かめたり、土の色の表現(茶色?褐色?)、におい(くさい?)など、いろいろな観察方法を体験することができました。
観察したことを参加者それぞれがシートに記録しました。
地質調査業協会の3名の方にお手本を描いていただきましたが、三者三様の表現の仕方があり、面白かったです。
そのほか、化石や岩石、鳴り砂、リップル形成実験などを見てもらうコーナーも楽しんでいただきました。
最後に、参加者の皆様にアンケートに回答いただきました。
アンケートに記入いただいた質問への回答を掲載しますので、下記のファイルをクリックしてご確認ください。
アンケートへの質問の回答⇒(pdf:1414KB)
参加いただいた方、中国地質調査業協会鳥取県支部の皆様、ありがとうございました!