神代ケヤキの美しい木目

神代ケヤキの美しい木目

 当センターに新しい展示品、 その名も「神代(じんだい)ケヤキ」が加わりました(写真1)。木工職人さんは土中からみつかる古い木材の事を神代木と呼んで珍重していますが、このケヤキは、鳥取市の本高弓ノ木遺跡の縄文時代晩期~弥生時代前期(約3,000~2,500年前)の河道内で発見されたもので、長さ11m、直径1mもありました(写真2)。

 さらに詳しい調査の結果、年輪は214を数え、伐採された年代は約2,700年前であることも分かりました。調査後、幾つか輪切りにして保存していましたが、今回、県林業試験場にお願いして表面をピカピカに磨き、また県産業技術センターの協力でレーザーで書いた説明板も作製しました(写真3・4)。

 是非当センターへお越しいただき、2,700年の歳月を経て蘇った、美しい神代ケヤキの木目を直接ご覧ください。ちなみに、林業試験場でもご覧いただけます(林業試験場公式FB https://www.facebook.com/tottori.pref.ringyoshiken/2019年12月19日記事)。

写真1 

写真2

写真3 

  写真4

[令和2年3月掲載]

  

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センター紹介

 久松山地域は戦国時代以降鳥取城が築かれ、鳥取藩32万石の中心地でした。現在でもこの地域は県庁があり、行政の中心地となっています。

 しかし、戦国時代から遡ること約800年前の奈良時代、県庁から4キロほど離れたこの国府町に国史跡因幡国庁(現在の県庁にあたるもの)がありました。今ではひっそりとした田園地帯ですが、因幡三山(甑山(こしきやま)、今木山(いまきやま)、面影山(おもかげやま))に囲まれ、当時の面影を残す万葉の歴史と古代の出土品にあふれた万葉の里となっています。
 この歴史豊かな万葉の里の一角に埋蔵文化財センターはあります。


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