ワーケーションで利用した施設
(1)Y Pub&Hostel
鳥取駅から徒歩3 分とアクセスがいい。
旅先では、宿泊目的でなければ地域の情報が得やすいゲストハウスに泊まることが多い。
場所によってはラウンジなどの共有スペースやが整っており、朝や夜に作業することもしやすい。
(2)ゲストハウスたみ
松崎駅から徒歩5 分と好アクセス。
カフェもあり22 時まで営業していて宿泊者にとっては利用しやすい。近隣の温泉情報なども得やすい。ただし、シェアハウスとしても運用されているためか、近隣の方も来ていることもあって、下で話している声がそのまま大音量で聞こえてきて寝付きにくかった。共有キッチンやバスタブ付きの浴室があるのは、使う人にとってはうれしい。
(3)ゲストハウスてま里
アクセスは日にバスが米子駅から4~5本しかなく、車がないと行きにくいところではあるが、寄合所としても使われていることから、共有スペースが広くテーブルは4 つあり、仕事はとてもしやすい環境であった。オーナー曰く地域の方も集まるため、話し声などが気になると作業はしにくいとのことだったが、地域の方とも交流ができるのである意味メリットでもある。
カフェもあり、予約をすれば夜も食べられるので便利である。施設がきれいで、個室も厚めのカーテンやマットレスがあり、快適さに優れている。きれいな共有キッチンが寄合スペースにあるため、そこで仕事をしにきていたツイッターの知り合い(オーナー友人)と一緒に夕飯を作って食べた。地域に根差した場所であるため、交流が生まれやすく、近所の子供たちと庭で卓球をして遊んだり、コーヒーを飲みに立ち寄ったご高齢者の方とも軽くお話をしたりと、旅先ならではの交流を楽しめた。
(4)わたげ荘
大山町にあるシェア別荘兼お試し住宅(元のまど間)に宿泊。
シェア別荘利用者で、滞在者はほとんど知人のため家のように利用できる。物件はリノベーションされており、もともとシェアハウスとして使われていたことから備品類も揃っていて、離れにコワーキングスペースも整備されており作業環境・住環境ともに快適である。
(5)喫茶ミラクル
友人の紹介で浜村の喫茶ミラクル(シェアハウス)に宿泊。
ワーケーション参加者へのアドバイス
(1)あって助かったもの、なくて不便だったもの
連泊する場合は別として作業の拠点がない場合は、Wi-Fi 環境を探すのに苦労するため、地方でカフェや作業スペースがないところへ行く場合は、モバイルWi-Fi が必要かもしれない。
松崎町のパニーニのフリーWi-Fi スポットは、ちょうどミーティングが入っていてその他のカフェが営業時間外だったため大変助かった。最低でも地域に2 カ所以上、ワークスペースがあると選択できていい。
(2)ワーケーションで気に入ったこと、よくなかったこと(アクセス、電源、Wi-Fi など)
湯梨浜町の松崎周辺は古着・本屋・カフェなど魅力ある面白いスポットがあるにもかかわらず、ワークスペースが多くなく営業時間も限られているので困った。鳥取市から十分に日帰りもできるので、パニーニ以外にも使える場所があるとおすすめしやすい。浜村町についても同様。
また、エリアごとに作業できる場所(コワーキングやドロップイン利用可能な場所だけではなく、カフェなども含め)の情報がまとまっていると検索しやすい。
(3)アドバイス(施設の閉店時間など)
鳥取の場合17 時か18 時には閉まってしまうカフェスペースが多いため、夜はゲストハウスなどに早めにチェックインして作業するのがおすすめである。
(4)とっとりワーケーションのおすすめスポット、体験
鳥取西部(米子周辺)であれば、大山ぐるっとタクシーは、多様なコースで3 時間1000 円と価格も安く、予定を立てていなくても受付時に相談に乗ってもらえるのでおすすめ。3 時間と半日かからないので、それ以外の予定とも組み合わせがしやすい。
(5)とっとりワーケーションでの成果
知り合いを増やすことが個人の仕事にもつながるため、訪れた先で知り合いを増やすことを目的としていた。地域にネットワークやイベントなどに使える場を持った状態でいくと、つながりや場に人を誘ったりもできるため知り合いが増えてよかった。
シェア別荘わたげ荘で芋煮会を主催したところ、鳥取県民を中心に20 名弱の若者が集まった。今回のワーケーションでは、新しい知り合いが11 人増えた。
(6)鳥取のワーケーション環境についての意見・感想
とっとりワーケーション参加前に、岡山・京都・福井・愛知で2 週間ワーケーションをしてきたが、鳥取駅周辺はワークスペースの選択がいくつかあり、商店街や民芸通りなどの観光・土産物スポットもあるためワーケーション向きであった。
地方でも南部町・大山町はゲストハウス・シェアハウスオーナーが知り合いなこともあり、ゆるく観光ができたり、おすすめの情報を得やすく、一緒に連れて行ってもらうこともできたので、拠点があることで仕事と観光の両立がしやすかった。