健康寿命の延伸等を図るための脳卒中、心臓病その他の循環器病に係る対策に関する基本法に基づく、都道府県における循環器病対策の推進に関する計画であり、県保健医療計画、県健康づくり文化創造プラン等とも連動した計画としています。
国の循環器病対策推進基本計画に基づき、本県の循環器病対策を推進するために、循環器病を取り巻く実情に即した内容を盛り込み、循環器病の予防、早期発見、早期治療、再発の予防等を推進していきます。
循環器病の多くは、運動不足、不適切な食生活、喫煙、飲酒等の生活習慣や肥満等の健康状態に端を発して発症します。その経過は、生活習慣病(高血圧症、脂質異常症、糖尿病、高尿酸血症、慢性腎臓病等)の予備群、循環器病をはじめとする生活習慣病の発症、重症化・合併症の発症、生活機能の低下・要介護状態へと進行しますが、本人が気付かない間に病気が進行することも多いことから早期発見、早期治療が必要となります。ただし、これらの経過のうち、いずれの段階においても、生活習慣の改善や治療によって予防・進行抑制が可能である側面もあります。
以下の1、2により他の施策とも総合し健康寿命の延伸と循環器病に係る年齢調整死亡率の低減を目指します。
1 循環器病の予防や正しい知識の普及啓発
2 保健、医療及び福祉に係るサービスの提供の充実
[個別施策]
(1) 循環器病を予防する健診の普及や取組の推進
(2) 救急搬送体制の整備
(3) 救急医療の確保をはじめとした循環器病に係る医療提供体制の構築
(4) 社会連携に基づく循環器病対策・循環器病患者支援
(5) リハビリテーション等の取組
(6) 循環器病に関する適切な情報提供・相談支援
(7) 循環器病の緩和ケア
(8) 循環器病の後遺症を有する者に対する支援
(9) 治療と仕事の両立支援・就労支援
(10) 小児期・若年期からの配慮が必要な循環器病への対策