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計画策定の趣旨

 「鳥取県循環器病対策推進計画(以下「県推進計画」という。)」は、県民の生涯にわたる健康の保持増進に寄与するため、本県における循環器病対策の方向性や県の責務及び県民のみなさん等の役割を明らかにするとともに、県の行うべき基本的施策を定め、循環器病の予防、早期発見・早期治療、再発の予防等を推進していくために策定するものです。

計画の位置付け

 県推進計画は、令和元年に施行された「健康寿命の延伸等を図るための脳卒中、心臓病その他の循環器病に係る対策に関する基本法」(以下「基本法」という。)第11条の規定による都道府県循環器病対策推進計画です。
 なお、県では、保健・医療・福祉分野ごとにさまざまな計画を策定しています。
 県推進計画は、医療法に基づく「鳥取県保健医療計画」と一体的に策定した鳥取県がん対策推進計画の他、鳥取県歯科保健推進計画、鳥取県健康づくり文化創造プラン、鳥取県医療費適正化計画、鳥取県食育推進計画、鳥取県高齢者の元気福祉プラン、みんなで支え合う自死対策プログラムと調和のとれた計画としています。

計画期間

 令和6年度から令和11年度まで

循環器病の主な特徴

 循環器病は、加齢とともに患者数が増加する傾向にあり、悪性新生物(がん)と比べても循環器病の患者の年齢層は高いことが特徴です。他方で、乳幼児期、青壮年期、高齢期のいずれの世代でも発症するものであり、就労世代の患者数も一定程度存在することにも留意が必要です。このように幅広い年代の患者が存在することから、ライフステージにあった対策を考えていくことも求められます。
 循環器病の多くは、運動不足、不適切な食生活、喫煙、飲酒等の生活習慣や肥満等の健康状態に端を発して発症します。その経過は、生活習慣病(高血圧症、脂質異常症、糖尿病、高尿酸血症、慢性腎臓病等)の予備群、循環器病をはじめとする生活習慣病の発症、重症化・合併症の発症、生活機能の低下・要介護状態へと進行するが、患者自身が気付かない間に病気が進行することも多いとされています。ただし、これらの経過のうち、いずれの段階においても、生活習慣の改善や治療によって予防・進行抑制が可能である側面もあります。
 また、循環器病は、急激に発症し、数分から数時間の単位で生命に関わる重大な事態に陥り、突然死に至ることがあります。たとえ、死に至らなくとも、特に脳卒中においては重度の後遺症を残すことも多いとされています。しかし、発症後早急に適切な治療が行われれば、後遺症を含めた予後が改善される可能性があります。
 さらに、回復期及び慢性期には、急性期に生じた障害が後遺症として残る可能性があるとともに、症状の重篤化や急激な悪化が複数回生じる危険性を常に抱えているなど再発や増悪を来しやすいといった特徴があります。また、脳血管疾患と心血管疾患の両方に罹患することもある等、発症から数十年間の経過の中で病状が多様に変化することも特徴の一つといえます。

目指す姿

<基本的な方向性>

(1) 循環器病に関する正しい知識の普及の推進
(2) 循環器病の危険因子である高血圧症、脂質異常症、糖尿病などの発症予防、重症化予防の推進
(3) 循環器病患者等への保健、医療及び福祉サービスの継続的かつ総合的な実施

<重点課題>

(1) 循環器病に関する正しい知識に基づく自己管理行動の定着
(2) 高血圧症、脂質異常症、糖尿病に起因する将来にわたる循環器病の発症予防
(3) 循環器病に関する予防から治療、回復支援等に至る切れ目のない支援体制の整備

  

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電話 0857-26-7227

ファクシミリ 0857-26-8726

  

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